我が家が幼稚園選びで重視したこと
・・・・・・・・・・・・・・・
こんにちは!さとみです(^ ^)
1年前の今頃は幼稚園選びで悩んでいました。年中組に半年通った現在、感じている答えを率直に書いていきたいと思います(^ ^)
↑うんてい
幼稚園の雰囲気
一年前に、候補となる幼稚園は2つありました。引越しの都合で長女は年中の4月から入園予定でした。
幼稚園A「どろんこ園」
夫に言わせると昔ながらの幼稚園というイメージ。園児の子が手を引いてダンゴムシを見せに園舎の裏まで案内してくれました。以下、どろんこ園と呼びます。
概要
- 制服なし
- 自由時間がメイン
- 縦割り遊びあり
- 動物あり
- 人間味のある対応
- コンパクトな1階建の園舎
期待できる点
- 子どもが主体的に活動できる
- 子どもが自分のペースでのびのびと活動できる
- 子どもがクラスの垣根を簡単に超えて、園全体の中から信頼できる先生や気の合う友達を見つけられる
- 先生の人間味のある対応によって「自分を暖かく見守ってくれる人は親以外にもこの世界にたくさんいる」と実感することができる
不安な点
- 子どもの自主性に任せ過ぎて、一日中ボーッとして過ごすということはないか
- 英語や水泳などの特別な経験をさせてあげなくてもよいのか
- 小学校以降の集団生活で苦労しないか(?)
幼稚園B「プレ小学校」
小さな小学校というイメージ。教室には机と椅子が並び、園児たちはビシッと着席して指導を受けていました。以下、プレ小学校と呼びます。
概要
- 制服あり、制カバンあり
- 授業がメイン
- 年間を通して英語と水泳あり
- 縦割り遊びなし
- 丁寧だが機械的な対応
- 広々とした2階建の園舎
期待できる点
- 先生のコントロールが強く、秩序立った生活ができそう
- 通園させるだけで英語力や水泳の技能が伸びそう
- いたずらっ子があまりいなそうで、平和に過ごせそう
- 小学校の入学の準備ができそう
不安な点
- 幼い時期から学校のような型にはめてしまっていいのか
- 幼児には時間通りに決まった授業をこなすことが負担ではないか
- 気分が乗らないときの強制的な授業で本当に伸びるのか
- 教科書的な役割の強い先生方は子どもの気持ちに注目してくれないのではないか
どちらの園をえらぶ?
夫は「昔ながらの(A)どろんこ園で伸び伸びとさせたい」と言い、私の母は「賢い長女ちゃんなら団体行動もできて授業にもついていけるから、特別な授業が受けられる(B)プレ小学校が良さそうよ」と言いました。私はかなり悩んでなかなか結論が出ませんでした。ここで、引越し前まで長女が通っていた幼稚園のことを振り返りました。
年少時代を振り返る
幼稚園C「ホール園」
1学年1クラスの小さな園。毎日欠かさずホールで走り回るのが長女の楽しみでした。引越し前に年少の3ヶ月間通っていました。
概要
- 制服なし
- 自由時間がメイン
- 縦割り遊びあり
- 先生はちょっとキツ目のフランクで人間味もある対応
- 2階建だが教室は1階に集中した園舎
長女が喜んでいた点
- 泥遊び・水遊び
- 上の学年のお兄さんお姉さんに自由時間に遊んでもらうこと
- 学級活動以外の好きな時間にホールで遊べたこと
長女の様子
- 自由時間にクラスでなんとなく集まって遊んでいる子が多い中で、熱心に穴を掘ったり水を運んだり、独自の遊びに集中している
- 次女誕生以来私のケアが足りず気持ちが不安定で、友達との間で感情的な喧嘩になりやすい状態
長女が他学年との交流を喜びながらマイペースで活動する子だったと気づきました。また、家では次女との関係で無理させてしまうことが多い分、幼稚園生活ではなるべく自分の意思に沿って主体的に活動して欲しいと思いました。
長女のペースに合う園を選ぶ
もうお分かりかと思いますが、長女は(A)どろんこ園に入園させました。先ほどの話と重複もありますが、決め手は、
- 自分のペースでの主体的な活動がメインであること
- 決して母親の代わりではないが、心のこもった親身な指導がもらえること
- 教室がすべて1階にあるので、長女の大好きな外での遊びがしやすいこと
- 他学年の子どもと交流できる機会が多いこと
- 動物や植物に触れ合う生々しい原体験が多くできる環境であること
- 他のクラスの先生との交流の機会が多いこと
です。幼児のうちに、幼児ならではの時間をたっぷりと過ごしてほしいと思いました。そして、幸いなことにこれらは全て期待通りで、期待以上のこともありました(^ ^)
期待以上のこと
- 長女が毎日にように「今日考えた面白い遊び」を話してくれて、空想的で独創的なものや宝探しなどロマンチックなものが多い
- 早速クラス以外にも大好きな先生ができた(逃げ場や「別の居場所」はすごく大事だと思っています)
- 予想以上に五感を使った新鮮な遊びを学級活動でさせてくれる
- 長女がぐずってわがままを言ったときに、気持ちに寄り添いながらきっちりと指導してくれる
- ベテランの先生が保護者に対しても親身になって教科書的ではないアドバイスや励ましをくれる
- 園長先生が熱意と知識と信念を持ってしっかりと保育に関わってくれる
冒頭で挙げた不安の方はというと、
子どもの自主性に任せ過ぎて、一日中ボーッとして過ごすということはないか
→適宜声かけをしてくれるようです。また、日々元気に遊ぶ長女の様子を感じ取って、「ボーッとする時間がもしあったとしてもいいではないか」と私も思えるようになりました。
英語や水泳などの特別な経験をさせてあげなくてもよいのか
→たまの英語の授業でペラペラ喋れるようになることはなく、あくまで「英語の原体験づくり」なのだと解釈しました。だとしたら、それが「理科の原体験づくり(泥や動植物に触れる時間)」をさせてくれる園を選ぶことにも同じぐらいの価値があると思いました。(A)どろんこ園は水泳はありませんが鉄棒は強いです。英語と水泳にも魅力を感じましたが、それが理科と鉄棒でもやはり素敵だと思いました(^ ^)
小学校以降の集団生活で苦労しないか(?)
→周りには言われることがありますが、私自身が伸び伸びした園で育って全くギャップなく小学校に適応できたので、この不安はありません。伸び伸びしたから協調性がないとか、規律的に過ごしたから協調性があるとかいうことはないと思います。
個人差の大きいことではありますが、強いていうなら、「自分がどれだけ納得しながら周囲と関われたか」という経験の積み重ねによって、集団の意思を尊重できる子に育つのではないでしょうか。
幼少期に脅しと押さえつけによって集団行動に適応した子は、自分に反抗する力があることに気づいたときにより大きな反動が出てしまうと考えます。これは、幼少期からの着席での授業を批判しているのではなく、その授業を実践するときにどれだけ園児の納得を得ているのか、という問題だと思っています。
おわり
いかがだったでしょうか?(B)プレ小学校の方も、特別な体験ができる力の入った魅力的な園でした。長女にとっては(A)どろんこ園はベストな選択だったと思います。みなさんも、「どういう教育を受けさせたいのか」「子どもにはどういう特徴のある園が合っているのか」をよく考えておられると思います。良いご縁がありますように(^ ^)
さとみ