トイレトレーニング絵本のネタバレ詳細② 7冊!
こんにちは!さとみです。
前回から引き続き、地道に集めたトイレトレーニング絵本の詳細ネタバレを行います。
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第2回→ トイレトレーニング絵本のネタバレ詳細② 7冊!(本記事)
トイレトレーニング絵本の詳細比較
前回同様、以下の4つの観点に注目したいと思います。
- 対象としている年齢(絵や字の細かさや内容)
- トイレの種類(オマル、ホーローオマル、和式トイレ、洋式トイレ)
- ストーリーの展開(成功、失敗、他)
- 排泄物の描写のリアルさ(リアル、可愛い、描写なし)
では、さっそく絵本を紹介していきます。2歳前半の長女の反応を踏まえて、本記事で紹介する7冊の絵本を個人的にオススメの順に並べました。
1. おむつをみせて!
「うんちはオムツにするもの」という「子どもの常識」を、思い切り壊してくれる絵本です。仕掛けのオムツをめくるのに夢中になります。
おむつをみせて!―たのしいフラップのしかけつき! (主婦の友はじめてブック おはなしシリーズ)
- 作者: ヒドファンヘネヒテン,のざかえつこ
- 出版社/メーカー: 主婦の友社
- 発売日: 2009/02/26
- メディア: 単行本
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★対象年齢:2歳〜。
★排泄場所:オムツ、オマル(椅子型)。
★ストーリー展開:好奇心旺盛の ネズミが6人のオムツを覗いていく。みんなオムツの中にうんちをしているが、ネズミのオムツにはうんちがない。ネズミは6人をオマルに誘い、全員並んでオマルに座る。
★描写のリアルさ:かなりリアルな7人分のうんちが順に描かれる。排泄済みなので音はなし。
★コメント:7人それぞれのオムツを順に開く仕掛け絵本です。子どもはすごく楽しそうに、オムツをめくっては「こんなうんちだった」「あんなうんちだった」と報告してきます。今はオムツの中身に夢中ですが、次第にストーリー後半のオマルへの展開にも自然と興味が向くと思います。6人分の汚れたオムツをめくる手間がある分、最後のネズミのオムツをめくったときの「白さ」が、インパクトが大きくていいです。
★長女の反応:☆☆☆☆☆
2. ゆっくとすっく トイレで ちっち
「トイレなんてつまらない場所」という方へ。夢のあるトイレが楽しめます。
★対象年齢:記載なし。1歳半頃から楽しめそう。
★排泄場所:洋式トイレ+補助便座。
★ストーリー展開:ゆっくとすっくは、3人の友達の夢いっぱいのトイレの様子を目撃すると、自分たちもトイレでおしっこをしてみたくなる。自分たちのトイレへ行って、座ってみてもなかなかおしっこが出ないので、目を閉じて楽しいことを考える。すると、2人のトイレも素敵なトイレに大変身し、楽しくなって、無事におしっこをする。
★描写のリアルさ:おしっこ自体は絵も音も描写されない。
★コメント:とっても可愛くて夢いっぱいです。とにかく「トイレ=楽しい」「トイレ=わくわくする」という印象を与えてくれます。子どもがおもちゃをトイレに飾りたがるかもしれません。
★長女の反応:☆☆☆☆・
3. トイレこちゃん
外出中のトイレが苦手な方へ。公衆トイレにちょっぴり親しみが持てます。
★対象年齢:記載なし。2歳頃から楽しめそう。
★排泄場所:公衆トイレ。
★ストーリー展開:公衆トイレのマークの「トイレこちゃん」 は、毎日壁で一人ぼっちなのがつまらなくて、こっそり壁から抜け出す。お店の中でカナちゃんと出会 い、楽しいひとときを過ごす。カナちゃんがトイレに行きたくなるが、トイレのマークがないので、トイレを見つけられない。トイレこちゃんはカナちゃんのためにトイレのマークに戻る。最後にトイレを済ませたカナちゃんが、マークに戻ったトイレこちゃんにニッコリと挨拶する。
★描写のリアルさ:公衆トイレの出入り口までしか描写されない。
★コメント:表紙の印象とは異なり、中は明るくて可愛い色使いで賑やかなおもちゃ屋さんが描かれています。もともとは公衆トイレの嫌いな長女が、この絵本を読んだ後、トイレのマーク見たさにわざわざ公衆トイレへ行きました。外出中のトイレを促すための親近感を与えるのにいいと思います。表情豊かなトイレこちゃんがとっても愛らしくて、ストーリーにメリハリがあるので、単純に読んでいてとても楽しめます。「トイレおくん」もほんの少し登場します。
★長女の反応:☆☆☆☆☆
4. ぷくちゃんのすてきなぱんつ
そろそろパンツを履いてみたい方、パンツなんて履いてみたくない方へ。
★対象年齢:記載なし。2歳頃から楽しめそう。
★排泄場所:パンツ、オマル。
★ストーリー展開:おかあさんが買ってきてくれた素敵なパンツを履いてみると、とても履き心地がいい。 まず、いきなりパンツにお漏らしする。2枚目のパンツに履き替えて、今度はお母さんに声をかけるけど、間に合わなくてパンツにお漏らしする。3枚目のパンツに履き替えて、お昼寝の後オマルに向かうと、オマルの前でパンツにお漏らしする。4枚目のパンツに履き替えて、オマルに座るけれど、脱いでいなかったのでパンツにお漏らしする。笑顔のお母さんの「だいじょうぶ!」の言葉で、乾いた1枚目のパンツに履き替える。
★描写のリアルさ:白から水色のおしっこ、音は「じょじょじょーん」など。
★コメント:ぷくちゃんがパンツをとっても喜んで履き続ける様子と、漏らした後もお母さんが始終笑顔で、ぷくちゃんも深刻にならないところがとても素敵です。まだ「漏らさないこと」に自信がない子に、挑戦する勇気と気楽さを分けてくれる絵本だと思います。
★長女の反応:☆☆・・・
5. ぱんつもいいな
大きくなった自分を自慢に思えるあなたへ。
★対象年齢:1歳半ごろから、と記載。2歳頃から楽しめそう。
★排泄場所:オムツ(赤ちゃん)、どこでも(虫や動物たち)、補助便座+トイレ(ぼく)。
★ストーリー展開:みんながどこででも排泄するのを見ながら「みんなはいいね。いつでもどこでも排泄できるね。でもぼくはやらないよ。大きくなったんだ」というようなことを思い、両親にうんちが出ることを知らせ、トイレでうんちをする。最後に「ぱんつもなかなかいいもんだ」と言いながらパンツを履く。
★描写のリアルさ:うんちの絵も音もなし。
★コメント:子どもの「自分は大きい!もう赤ちゃんじゃない!」というプライドと共鳴すると、とてもうまくいきそうです。2歳前半の長女の場合は、今はパッキリした絵とメリハリのあるストーリーが好みのせいか、ふんわりした絵でのんびりしたストーリーのこちらの絵本にはまだ集中できず、2ページ目までしか読めませんでした。もう少し大きくなったらもう一度読ませてみたいです。
★長女の反応:☆・・・・
6. おトイレさん
ユーモアたっぷり、おトイレさんと一緒に盛り上がる絵本です。
★対象年齢:記載なし。2歳前半の長女には早かった様子。
★排泄場所:洋式トイレ。
★ストーリー展開:おトイレさんが歩いていると、まずリスが立ちションをしにくる。 おトイレさんが自分でトイレ掃除をしていると、ヘビがうんちをしにくる。次に、オムツをしたキリンに出会うが、まだトイレはできないからと、別れる。一晩明けて翌朝、昨日のキリンがオムツを脱いで、トイレに挑戦したいと伝える。なかなか出なくて頑張ったり落ち込んだり驚いたり楽しんだりした後、みんなの歓声の中でついに大きなうんちをする。
★描写のリアルさ:おしっこは点線、音は「シャーッ」。1つめのうんちはシンプルな3段うんち、音は「にょろん」。2つめのうんちは3段うんちに可愛い顔と手があり、音は「ぽっちゃーん」。
★コメント:ダジャレや歓声が多く、楽しむことがメインの絵本になっています。2歳前半のうちの長女には面白さがわからなかったようです。同じシリーズの絵本がもう一冊あるようです。
★長女の反応:☆・・・・
7. くろくまくん トイレでち〜!
「みんなと一緒」が大好きなあなたへ。
★対象年齢:記載なし。シンプルなので低年齢から読めそう。
★排泄場所:洋式トイレ(4人)、アヒルオマル(2人)
★ストーリー展開:みんなでお部屋で遊んでいると、くろくまはトイレに行きたくなる。 元気なネコとウサギに先を越されながらも、くろくまもトイレに到着する。タヌキとももくまとネズミもやってきて、6人で並んでトイレとオマルに座る。「みんなで ち〜!」「みんなで う〜ん!」。おしっことうんちが出る。おしりをふいて(文のみ)、流したあと、みんなで手を洗ってまた遊ぶ。またくろくまがトイレに行きたくなっておしまい。
★描写のリアルさ:おしっこは白いしずく、音は「ち〜」。うんちは3段うんち、音は「ぽとん」。
★コメント:シンプルな絵柄で、「みんなでトイレに行こう」という感じの絵本です。
★長女の反応:☆・・・・
いかがだったでしょうか?絵本ごとに展開や結末、話の調子が全く異なるので、読み比べていて楽しくなります。次回も引き続きトイレトレーニング絵本を紹介していきます。
さとみ