3歳の不同視弱視:発覚から治療用メガネの購入まで
・・・・・・・・・・・・・・・
こんにちは!さとみです(^ ^)
今日は、3歳の長女のメガネデビューについて紹介します♪
専門的な部分(医学・薬学・制度など)については、特に誤りが含まれる可能性があります。あくまで一体験者としてのレポートであることをご了承ください。
↑「トマトグラッシーズ」のメガネ。
きっかけ
3歳児健診の視力検査が壊滅的?な結果であったため、大きな病院の眼科へ紹介されました。Youtubeの見過ぎが悪かったか!?など、勝手に猛省していました。
眼科の受診(1)
・いろんな検査をしたよ
視力検査の他に多数の検査を受けました。座って機械を覗き込んでいる間に眼の写真を撮ったり、眼球の動きを見たりしているようでした(この辺りは説明を受けていないのでよくわかりません)。検査のために目薬を使用しました。長女によると、シャワーの水が目に入るのと同じぐらいの痛さだったそうです。
・すごく時間がかかったよ
検査用の目薬を何度もさしたり、目薬の効き目が出るまで1時間ほど待ったり、それ以外にも検査ごとに待ち時間があり、赤ちゃん連れ(次女0歳)の身としてはかなりハードでした。保健センターからの紹介であったため会計処理が複雑だったようで、結局全部で4時間ほど拘束されました。
・驚きの診断結果だったよ
苦労して4時間もかかって大きな病院へ来た甲斐がありました。長女は近視ではなく「遠視」。それも、ただの遠視ではなく「不同視弱視」であることがわかりました。
・遠視は治療できないよ
遠視は網膜よりも奥で像を結ぶ状態だそうです。日本眼科医会のHPでは「遠視は、ほんらいは遠くも近くもボンヤリして見にくい目です。」と表現されています。遠視は眼球の形や大きさによって起こるそうです。体の成長に伴い眼球も大きくなるので、成長による改善が期待されます。生活習慣で気をつけることや、改善のための訓練などはないそうです。
・不同視弱視を治療するよ
視力が適切に育っていない状態を弱視と言います。視力は本来「見る」経験を通して育っていきますが、強い遠視の場合はそもそも網膜に像を結んでいないため、「見る」練習が十分にできず、視力が育たないそうです。長女の場合は、左右で遠視の度合いに開きがあり、見えづらい方の目は特に視力を発達させることができず、強度の弱視になっていると言われました。このような状態を「不同視弱視」と言うそうです。治療用のメガネを使用して網膜に像を結び、見る訓練をする(=視力を育てる)ことで改善が期待されます。
・まとめと今後
- 遠視による不同視弱視だった。
- 遠視は治療できないが、成長に伴い改善が期待される。
- 不同視弱視は治療用メガネを用いた早期治療により改善が期待される。
- 次回、治療用メガネを作成するために、遠視の度合い等を精密に測定する。
- 次回の検査のために、瞳孔を開く目薬「アトロピン」を使用する必要がある。
- 会計:0円(保健センターの紹介であるため)
眼科の受診(2)
・事前に目薬をさしたよ
アトロピンは瞳孔を開く目薬です。遠視の度合いを精密に測定するために事前に使用する必要があるそうです。眼科受診の3日前の朝から当日の朝まで、合計10回使用しました。長女によると、前回の受診の際に病院で使用した目薬よりも遥かに痛い目薬だったそうです。副作用の症状は特に出ませんでした。
・受診は1時間で終わったよ
会計まで含めて1時間ほどで終わりました。
・検査は簡単だったよ
2回ほど機械を覗き込んだのと、目の周辺の長さを測ったぐらいで、検査自体はすぐに終わりました。
・治療方法の指導を受けたよ
治療用眼鏡を入浴時と就寝時以外は常時かけるように指導されました。ただそれだけです。特別な訓練や生活上の注意点はないそうです。
・処方箋をもらったよ
どういう眼鏡が必要であるのか、数値が記載された眼鏡の処方箋をもらいました。この処方箋を街のメガネ屋に持ち込みます。
・まとめと今後
- アトロピン(強力な目薬)を使用した状態で前回よりも精密な検査を行い、眼鏡の処方箋をつくってもらった。
- メガネ屋に処方箋を持ち込み、治療用眼鏡を注文する。
- 次回、1ヶ月後に再び眼科を受診する。
- 会計:0円
眼鏡の注文
・富士眼鏡に行ったよ
以前から富士眼鏡の商品と接客に信頼があったことと、子ども用の眼鏡を豊富に取り扱う店舗が近くにあったことから、富士眼鏡を選びました。
・レンズを選んだよ
眼鏡の処方箋を渡し、眼鏡のフレームとレンズの種類を選びました。レンズは、見え方の歪みの程度に応じて値段が異なりました。現段階では弱視が強く、レンズによる見え方の違いはあまりないとのことだったので、安い方のレンズを選びました。
・幼児用のフレームがあったよ
ぐにゃっと開いて壊れにくい、「トマトグラッシーズ」のプラスチック製のフレームが幼児用として多数販売されていました。後ろ側に専用のバンドを取り付けると水泳のゴーグルのように落ちにくくなり、安心して運動できるそうです。
- 軽量
- 長さを調節できる
- 変形が少ない特殊な鼻パッド
といった特長があり、安心して子どもに使わせられます。
・フレームのデザインを選んだよ
女の子に人気はピンク色、男の子に人気は青色や緑色だそうです。置いてある状態と実際にかけた状態ではかなりイメージが異なります。長女も、当初の予定とは異なる色のフレームを選びました。
・ケースを選んだよ
10個ほどある中から、本人が気に入ったものを選びました。結構かたいので、上手に開閉できるか心配です。でも、外出中に外す機会もなさそうだからいいかな?
(追記)問題なく開閉できました(^ ^)
・会計したよ
フレームが1.6万円、レンズまで含めると税込で3.9万円でした。9歳未満の小児の治療用メガネは保険が適用されるため、自己負担は3割だそうです。一旦全額をメガネ屋に支払い、「療養費支給申請書」「治療用眼鏡処方箋」「眼鏡の領収書」の3点をそろえて保険団体へ申請します。「子ども医療費受給者証」を持っている場合、役所で決まった手続きをすると更に費用が返還されるそうです(未確認です)。
・まとめと今後
- 処方箋を提示して眼鏡を注文し、3.9万円を支払いました。
- 保険団体への申請で、費用の7割が返還されるそうです(体験談はこちら)。
- その後、役所で手続きをすると、更に費用が返還される場合があるそうです(体験談はこちら)。
- 眼鏡の受け取りは一週間後です。
眼鏡の受け取り
・眼鏡を受け取ったよ
眼鏡の注文からちょうど一週間後に、眼鏡とケースを受け取りました。メガネは長女の顔にフィットするようにその場で調整し、ネジ止めをしてもらいました。
眼鏡デビュー
早速、メガネをかけて帰りました。ジャンプしても走ってもメガネが大きくずれたり、落ちたりすることはありませんでした。本人に「見えにくくない?」と訊くと、「見えやすい!」と笑顔で答えてくれました。
いかがだったでしょうか?眼科で「遠視」「弱視」「メガネ」と聞いたときにはとても驚き、心配しましたが、長女のメガネ生活は順調にスタートしました(^ ^)
みなさんの参考になりますように。
さとみ