読書感想:察しない男説明しない女
こんにちは!さとみです。
今日は、最近読んだ書籍の感想を書きます(^ ^) 夫婦円満のヒントが満載の役立つ本でした♪
!注意!
- 要約ではありません。
- 私自身の感想と解釈をまとめたものであり、著者の意図を伝えるものではありません。
- 解釈や表現に何らかの誤りが含まれる可能性があります。
追記(2018.09.26)
考え方や感じ方の違いを「男女の違い」と捉えていることについて。一般的に男女では臓器もホルモンバランスも異なり、また、社会から受けている性別に対する偏見も異なります。なので、男女では考え方や感じ方について、性差によって異なる傾向があると考えています。ただ、「必ず当てはまる」「そうあるべきだ」という意図ではありません。参考になる部分だけを参考にしていただければ幸いです(^ ^)
追記(2018.09.26)
記事執筆当時と現在では、私の考えも夫婦の関係も生じる問題もまた変わってきています。この時期に書いた内容は一つの良い経験であり、次へつながる通過点だったと感じます。現在とは異なる考えも含まれていますが、この時期に学んだことの多くは今でも夫婦関係の基礎やヒントになっています(^ ^)
選んだ本はこちら
察しない男 説明しない女 男に通じる話し方 女に伝わる話し方
- 作者: 五百田達成
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2014/07/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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↑今回読んだのはこちら
見やすい、飛ばし読み可能
全体的に平易な文章で読みやすいです。太字が使われていたり、数ページごとに要点がパッと見てわかるようにまとめられていたりするので、忙しくて飛ばし読みしかできない場合でも大丈夫です(^ ^)
納得できる説明
「どういう伝え方をすればいのか」「どういうフレーズを使えばいいのか」がメインですが、本文では、その前提となる男女の違いが具体例を交えて丁寧に説明されています。
実用的
これまでにも本で勉強し、男女の違いについてはある程度理解していたのですが(過去の記事)、実際のコミュニケーションでは上手くいかない場面も多々ありました。それが、この本を読んでみて納得。自分が毎日のようにNGワードを使っていたことを反省しました(^ ^;)この本では、まさに困っていたことをそのまま解決できるような、魔法のフレーズが紹介されています。
魔法のフレーズ
私が今日から使いたい&使われたいフレーズを(全部紹介すると怒られそうなので)3つだけ紹介します♪
1.頼みごと
女「〇〇を△△にしたいから、XXしてくれる?」(頼み事をするとき)
経験あります!!夫に「廊下をちょっと片付けて」とだけ伝えると、「えー。寝ようと思ったのにー。(不満)」と言われるのですが、「洗濯機の搬入が9時からだから、それまでに幅60cmの洗濯機がここを通れるようにしなければならないので協力を得たい」と伝えると「うん、それは大変だ、まず最低限ここをこうして...」とサクサク動き始めてくれます。男性には目標と期限、そして明確な目的が必要なのですね!
私の場合は更に、「わぁ、ありがとう。こんなに重たいのは私にはなかなか動かせないから助かる!力持ちだね!もうこんなにできたの?これで安心!頼りになる〜!忙しいのにありがとう!」と付け加えます。すると、夫も「眠いし面倒だし疲れたけど、こんなに喜んでくれるならやってよかった」という笑顔を返してくれます(笑)
以前読んだ別の本には、「男性は役割分担をきっちりとするのが得意」という内容が書かれていました。役割分担を一旦決めても、相互にフォローし合いたい女性に対し、「これが自分のやる分」というのをはっきりさせて、自分で計画を立てて、狂わされずに目標に進むという思考だそうです。それも踏まえて、次のように考えました。
私にできること
- ちょっとしたことでも、夫に頼み事をするときは「何のために(目的)、どうする必要があるから(到達するべき目標)、いつまでに(期限)、何をしてほしい(役割分担)」という表現で伝えます。
- または、役割分担を決めるのは夫に任せて「何のために(目的)、いつまでに(期限)、どうする必要があるから(到達するべき目標)、私は何をすればいいか指示をして欲しい」と伝えます。
どちらの表現でも洗濯機の通り道をあけられそうです(^ ^)
2. トラブル時
男「頭がショートしている」(思わず黙ってしまったとき)
夫婦で口論気味になると必ず夫が途中で黙ってしまいます。長年、夫が悪意で黙っているのだと誤解していました。でも、最近になって、「混乱して考えられなくなった。しばらく(何も言わずに)待って欲しい」と夫に言われ、とても驚きました。まさに、この本で紹介されているケースでした。無視しているのではなく、意地悪で黙っているのでもなく、ただ、話せない状態なのです。男性の沈黙が「不満の表現ではない」とわかるだけで、全然違ってきます(^ ^)
私にできること
- 口論気味になり夫が黙ってしまったら、「もしかして混乱してきている?10分くらい時間をおこうか?」と尋ねてみる。
- 口論気味になり夫が黙ってしまったら、「ちょっと状況を整理したいから10分くらい時間をもらえる?」と伝えて解散し、要点を紙に書き出したものを用意する。
3. ケンカの後
男「(嫌な思いをさせて)ごめんなさい」
女「私も、(もっと早く言えばよかったね、)ごめんね」
様々な男女の本に共通して書かれていることに、「男性は自分の非を認めたくない」というものがあります。偉ぶっているのではなくて、「自分は正しくあらねばならない」というプレッシャーにさらされているそうです。そのため、「どちらが正しいか」の議論では負けることを全力で避けようとします。そんな男性にとって一番謝りやすく、また、感情重視の女性にとって一番心に届く言葉は、「傷つけてごめん」ではないでしょうか。
夫と私は、結婚当初は口論が多くありました。そんなとき、私は夫に「どちらが正しいかは、もはや問題ではない。いっそ、どうでもいい。なぜ、愛して結婚した人にこんなにも傷つけられなければならないのか。」と伝えました。夫は、その感じ方の違いにとても驚いていました。そして「傷つけてごめん」と言ってくれました。
ここでもう一つ、とても大切なことを今回の本に教えてもらいました。
「夫がプライドを捨てて『ごめんなさい』と謝罪してきたら、自分が悪くなくても『私も悪かった。ごめんなさい』と返してください。」「ごめんなさい」に対して「いいよ」「許してあげる」は、ルール違反だと書かれています。これを読んで、ハッとしました。私はいつもルール違反でした。
私にできること
- 「失敗したことは謝らなくていいから、酷い言い方で傷つけたことは謝って欲しい」と水を向ける。夫は失敗を正当化する必要がなくなり、謝りやすくなる。
- 夫が謝ったら、「(失敗を強く咎めたように誤解を与えて)私もごめんね」と、自分が納得できるフレーズで、何か少しでも「ごめん」を言う。
おわり
いかがでしょうか?
とても読みやすく、学びの多い本でした。他にも、「お金を貯めたい女と使いたい男」「使えそうなものを捨てられない女と使えないものを集める男」「考えすぎて身動きが取れなくなっている女と視野が狭くなっている男」いかにもありそうな、様々な問題をスルッと解決できる魔法の言葉がたくさん紹介されています。「そうだよねー」と納得できるものから、「こう言えばよかったのか!」と気づかされるものまで(^ ^)
最近オススメの本でした。参考になりますように(^ ^)
不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち 「きょうだい型」性格分析&コミュニケーション
- 作者: 五百田達成
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2016/11/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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↑同じ著者の本。ちょっと気になります。
さとみ