【アドラー心理学】の本で育児を考える
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こんにちは!さとみです(^ ^)
最近は、3歳の長女がすっかり幼児らしくなって、赤ちゃん時代にはなかったようなコミュニケーションのトラブルが頻発しています。
きょうは、 アドラー心理学の本から解決のヒントをもらいたいと思います(^ ^)
!注意!
- 書籍の要約ではありません。
- 私自身の感想と解釈をまとめたものであり、著者の意図を伝えるものではありません。
- 解釈や表現に何らかの誤りが含まれる可能性があります。
きょうの参考文献
困った時のアドラー心理学
アドラー心理学の内容を踏まえ、様々な悩み事に対する解決のヒントを提示していきます。平易な文章でとても読みやすいです。私にとっては、子どもとの接し方について、とても考えさせられる一冊になりました。
きょうの3つの学び
とても学ぶことの多い本でしたが、本記事では3つに絞って書きとめたいと思います(^ ^)
1. 子どもが失敗したら
「失敗したら、『注意する』必要はあるけれど、『叱る』『咎める』『叱責する』必要はない。」ということが書かれています。そして、失敗から学んでもらうには、感情的に叱ることなく失敗の責任を取ってもらうといいそうです。そのためには、
- 可能な限りの原状復帰:「(この失敗の後始末は)どうしたらいいか知っている?」
- 失敗の再発を防ぐための話し合い:「これから同じ失敗をしないためにはどうしたらいいと思う?」
という声かけをします。こちらが一方的に文句を言いながら後始末をして、「次からは〇〇しなさい!」と伝えるのではなく、あくまで、本人に責任を取らせ、考えてもらいます。私はすぐに「今回失敗したんだから、次からはいうことを聞きなさい」みたいな言い方をしてしまっていたので、反省しています。
私にできること
- 記録ノートを用意して、日付、失敗の内容、どうやって原状復帰すればいいか(本人の意見)、どうやって対策すればいいか(本人の意見)、を本人と一緒に書き込みます。その作業を習慣化することで、親が一方的に「正しい考え」を「押し付ける」ことを防ぐことができます。子どもの成長をたっぷり拝めることができそうです。
2. 子どもとの三角関係
三角形を想像します。3つの頂点は、自分と、彼と、彼女です。「あなたが関わることができるのは、あなたと彼の関係、あなたと彼女との関係だけであって、彼と彼女との関係はどうすることもできないのです。あなたとの接点がないからです。」と書かれています。あぁ、本当にそうだ...と思いました。彼に「彼女を好きにならないで」と言っても、彼女に「彼から離れて」と言ってもダメなのです。私にできることは、彼との間で愛情を育んだり、彼女との間で友情を育んだりすることだけなのです。
育児に当てはめると、パパに「子どもに優しくしてあげて」と言っても、子どもに「パパを尊敬しなさい」と言っても仕方ないのですね。
私にできること
- 私が日頃から子どもの前でも夫に敬意をもって接したり、自分が家庭の中で夫や子どもに優しく接したりします。その結果、子どもが自然とパパに敬意をもつことや、優しい気持ちが互いに伝染し合うことを、過剰には期待せずに、でも自分は努力します(^ ^)
3. 子どもの人生、子どもの課題
私たちは、日々いろいろなことで悩んでいます。一体誰のために悩んでいるのでしょう?この本は、「それが誰の課題なのか」をよく見極めるべきだと教えてくれます。遅刻をして困るのは誰か?忘れ物をして困るのは誰か?
親は、ついつい子どものことを自分のことのように心配してしまいます。時には夫のことや、自分の親のことまで...。でも、それは、子どもの人生であり、夫の人生であり、親の人生です。子どもには、自分で失敗をして、自分で恥をかいて、自分で学ぶ権利があると私は思います。
親は子どもの側から協力の依頼がなければ、子どもの課題に踏み込むことはできません。勝手に奪ってしまってはいけないのです。でも、放ったらかしにして追い詰めてしまってもいけません。その微妙なバランスについて、本の中ではとても丁寧に書かれています。
私にできること
- 可愛い子どもが失敗する権利を奪わない、ということを意識します。
- 可愛い子どもが親の思う理想の人生や楽な人生とは異なる生き方を選ぶときに、自分の考えを押し付けず、暖かく見守ります。
- 親の価値観と子どもの価値観は異なり、幸せも異なり、人格も人生も異なることを認めます。
当たり前のようでもあるし、難しいことのようでもあります。可愛さ余って子どもの人生を勝手に握り、握りつぶしてしまわないように、子育てに一生懸命な親ほど気をつける必要があるのかもしれません。
おわり
いかがでしょうか?
私は、以前からアドラー心理学には興味があり、一般向けの本を何冊か読んでいたので、すっと納得できる部分がとても多かったです。それでも、「子どもの課題」に無闇に踏み込んではいけないことや、他者と他者との関係に口を出せないことなど、改めて気づかされ、とても反省しました。この本は、繊細な言葉選びで書かれていて、私にはその加減が再現できません。この記事に興味を持った方は、是非、本を読まれることをオススメします(^ ^)
さとみ