少食の子どもが2歳直前にごはんを食べ始めた話
こんにちは!さとみです。
先日、断乳・卒乳の記事を読んだ方に嬉しいコメントをいただきました。そのことに関連して、きょうは「少食で低体重でおっぱい大好き」だった長女の2年間の食事事情を振り返りたいと思います。
食事内容の月齢による変化
各月齢での食事の様子を紹介します。量の表記は大体のイメージなので、参考程度に見てください。
- 0〜1歳頃:ほとんど食べない
- 1歳半頃:少量ずつ食べるようになる
- 2歳頃:急激に食べるようになる
以下、詳細です。
0歳6ヶ月頃:寝転んで遊んだ頃。
- 教科書通りに離乳食を開始する。
- このときから少食の傾向がある。2口〜10口、大抵5口以下。
0歳9ヶ月頃:ハイハイした頃。
- 教科書通りに離乳食を用意する。
- 食事量がほとんど増えない。5口以下。
- 市販のベビーフードを与えてみる。→ 他のママさんに「食べない子も市販のものはすごく食べるよ!」と聞き試す。珍しくて積極的に1口食べるが、2口目は食べない。
- 赤ちゃんせんべいを与えてみる。→ 赤ちゃんせんべいを出しっぱなしにするが、1日に1枚食べきらない。
- 保健センターの栄養士に相談する。→ 各月齢の離乳食をおさらいしただけで意味なし。
1歳0ヶ月頃:一人立ちに挑戦した頃。
- 教科書通りの離乳食・取り分け食を用意する。
- おっぱい以外は一口も食べない・飲まないようになる。→ 病院で検査のために無理やり経口薬を飲まされたショックのため。
- 保健センターの保健師に相談する。→ 「そんなはずはない、食事に集中できる環境を整えるように」と指導され、落ち込む。
1歳3ヶ月頃:一人歩きに挑戦した頃。
- 食べやすそうな取り分け食を複数用意する。
- 何食かに一度は、5口ほど食べるようになる。
- 赤ちゃんせんべいを欲しがる。→ 1度に2枚以上食べることもある。
1歳6ヶ月頃:話し始めた頃。
- 取り分け食を用意する。
- ごはんとおかずを2〜3口ずつ食べるようになる。→ 食べることに慣れてきたが、拒否することも多い。
- 調子の出ないときは、フルーツグラノーラを好んだ。
- 一日中、胸が痛むほど母乳を吸い続ける。→ 栄養不足を母乳で補おうとしている証拠か。
1歳9ヶ月頃:夜間断乳を始める!
- 取り分け食を用意する。
- ごはんとおかずを3〜5口ずつ食べるようになる。
- 調子の出ないときは、コロッケと枝豆を好んだ。
- 3食欠かさずに食べるようになる。→ 量は少ないが「3度の食事をとる」ことができるようになる。
- 夜間断乳する。日中は、胸が痛むほど母乳を吸い続ける。
1歳10ヶ月頃:卒乳絵本で食事に興味を持つ!
- 取り分け食を用意する。
- ごはんを8口、おかずを3口ずつ食べるようになる。
- 調子の出ないときは、きな粉をまぶしたごはんを好んだ。
- 手作りクッキーを与える。→ 甘いチョコレートを欲しがるので、小さいチョコレートが一粒ずつ入った甘くない野菜クッキーを与える( 詳細はコチラ )。
- 3食欠かさずに食べる。
- 授乳は2〜3回程度に激減する。→ 頻回だった授乳の代わりに頻繁に手作りクッキーを食べる。
1歳11ヶ月:卒乳する!
- 取り分け食を用意する。
- ごはんを10口、おかずを4口ずつ食べるようになる。
- 手作りクッキーとみかんを好んだ。
- 3食欠かさずに食べる。→ 3度の食事が維持され、量も徐々に増える。
- 卒乳する。→ 頻回だった授乳の代わりに頻繁に手作りクッキーを食べる。
2歳0ヶ月:食べる種類が増える!
- 食事を用意する。
- ごはんを10口、おかずを4口ずつ、牛乳を飲み、果物も好んで食べるようになる。
- 3食欠かさずに食べる。
- 日中、頻繁に食事やおやつや果物を催促する。→ おやつは甘くないものだけ与える。
2歳1ヶ月:食べまくる!!!
- 食事を用意する。
- 3食のリズムが定着し、おやつを求めなくなる。
- ワンプレートをしっかり食べるようになる。→ ごはん100g?、おかず3種、果物を乗せてもほとんど残さずにバランス良く食べるようになる。度々、おかわりを要求する。
その後も、当たり前のように食事を摂るようになりました(^ ^)
2歳前から食事量が増えた理由
長女の場合は、1歳半から2歳にかけて食事量が増えました。その理由を以下のように考えています。
- 臼歯が生えた。→ 小さく刻んで与えても、何か口に残ると吐き出していた神経質な長女が、魚や野菜をしっかりと飲み込めるようになった。
- 絵本を通して食事をすることを理解した。→ 「小さい赤ちゃんはおっぱいを飲む。大きい子はごはんを食べる!」というフレーズを気に入り、自ら実践しようとするようになった。
- おっぱいでは足りていなかった。→ 1歳半頃から、胸が痛んで出なくなるまで母乳を吸い続けていた。「ごはんは食べたくないけど、おっぱいは足りない、お腹が空いた」という状態が続いていたのだと思われる。
- 手作りクッキーから食べることに喜びを発見した。→ 甘いお菓子はほとんど与えなかったが、「甘さと栄養を調整したクッキーなら」と無制限に与えてみると「ついにこの時が来た!」とばかりに、2ヶ月ほど夢中で食べた。このときに、おっぱいではなく食べ物でお腹を満たせることを知ったのかもしれない。その後、クッキーに飽きてからはガッツリと食事に関心を向けるようになった。
- 卒乳した。→ 長女の心と体の準備が整うのと同時期に、私の体の限界がおとずれ、卒乳した。これにより、ますますバランス良く食事をとる必要が出てきた。
2歳までの体重の変化
長女は、体重と体重の増加が少なく、定期健診のたびに指導を受けていました。
- 0歳前半:平均よりは少ないが、体重曲線の帯の中で曲線のカーブに沿って増加している。
- 0歳後半:体重曲線の帯の下の方にずれるが、曲線のカーブに沿って増加している。
- 1歳前半:1歳になってから体重が全く増えなくなり、体重曲線の帯から外れる。→ 一人歩きを始めたのにごはんは食べないので、母乳だけでは栄養が足りなかったのだろう。
- 1歳後半:体重曲線の帯からは外れているが、曲線のカーブに沿って増加している。→ ごはんを食べ始めた効果が出ている様子。
保健センターで繰り返し指導を受けるので、いつもとても不安でした。「私のやり方が悪いのかな?」と思いつめ、罪悪感に苛まれることもありました。結果的には、長女の場合は「こんなに心配する必要はなかった」と思います。
※成長ホルモンや内臓の異常が原因の場合もあるそうなので、注意が必要です。
最後に......
子どもが食事を十分にとらないと、親としてはとても心配になります。周囲の言葉に敏感になり、追いつめられることがあります。
「食事の味や内容が悪いんじゃない?」
- 味がおいしくないんでしょう?
- おかずの種類が少ないんじゃないの?
- 固さや大きさを色々試さないと。
- 薄味をやめたら絶対食べるよ。
- 味噌汁に混ぜるとなんでも食べるけどなぁ。
- 市販のベビーフードなら普通に食べるよ。
- 工夫が足りないんじゃない?
→ できる工夫は試すとよいです。ただ、工夫したら食べる子ばかりではありません。
「食事の雰囲気や環境が悪いんじゃない?」
- ママがピリピリするからでしょう?
- オモチャをちゃんと片付けてからごはんにしてる?
- みんなで食べるとちゃんと食べるようになるよ。
- 工夫が足りないんじゃない?
→ できる工夫は試すとよいです。ただ、工夫したら食べる子ばかりではありません。
「そのうち食べるようになるよ」
- 最初の1ヶ月は食べムラがあってもいいよ
- 1歳までは食べムラがあってもいいよ
- 3ヶ月ぐらい食べない時期があってもいいよ
→ 長女は0歳6ヶ月で離乳食開始以来、1歳半までほとんど食べませんでした。
周囲の言葉の中には、参考になるものや暖かい心遣いを感じるものもありますが、非難の気持ちや見下すような意図が感じられることもあります。工夫しなくても上手くいった人や、工夫したらうまくいった人、教科書を読んだだけで経験したことのない人は、厳しい言い方をしてくることがあります。でも、子どもが食べないのはママのせいではありません。そして、時期が来ればきっと食べるようになります。できる範囲の工夫は試しながらも、ゆったりとした気持ちで子どもの個性を受け入れていきたいです。
※病院での検査が必要な場合には、専門家の指示に従いましょう。
いかがだったでしょうか? 悩むママさんたちの気持ちが少しでも楽になりますように。
(参考)断乳と卒乳の記事一覧
①記録編: 1歳半から2歳の夜間断乳と卒乳 ①記録編
②道具編: 1歳半から2歳の夜間断乳と卒乳 ②道具編
③考察編: 1歳半から2歳の夜間断乳と卒乳 ③考察編
さとみ
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