母乳とミルクの授乳体験のまとめ(1/2)
こんにちは!さとみです。
“初めての授乳。他のママはどうしてる?必要なアイテムは?リアルなところが知りたい!”
うちでは、長女には母乳のみを卒乳する2歳まで与えました。 現在、生後1ヶ月の次女には母乳とミルクの両方を与えています。
きょうは、私の授乳体験についてまとめます♪
次回は、授乳のQ&Aのような記事を書きたいと思います♪
母乳がそんなに偉いのか?
長女を母乳のみで育てた私が言います!まず、偉くないです!(笑)
母乳には、栄養、消化吸収、免疫、スキンシップ、節約など、様々な面で良い点はたくさんあります。なので、「あげられるなら母乳をあげたいな」とは思うのですが、母親の体調や生活スタイル、考え方によって、ミルクを利用することも全く問題ありません!
長女のときは、周りからの「母乳で育てろ」という圧力が凄くて、その結果、自分でも「母乳のみで育て切らないといけない」と思い込んでしまい、とても苦労しました(ちなみに、卒乳の時期についても延ばす方向に沢山の圧力を受けました)。
でも、母乳のみで育てていると、
- 吸われ過ぎて痛んだり、体力が消耗することがある。
- いざというときに、子どもが哺乳瓶やミルクを嫌がる。
- いつも子どもから離れられない。
- 「おっぱい(水分と栄養)=お母さん=愛情や安心」の関係が強すぎて、断乳が難しい。
といった苦労があります。
(1)の体力面が、私は何よりもキツかったです。
(2)については、母親が体調を崩したとき、授乳不可の薬を処方されたとき、外出の必要なときなどに困ります。哺乳瓶を使う習慣がないと、哺乳瓶に入れた搾乳も嫌がります。(うちでは、普段からコップでお茶を飲んでいる時期に搾乳をコップに入れたこともありますが、ダメでした。「母乳はおっぱいからじゃないとダメ!」と子どもが決め込んでいるようでした)。
(3)は、外出のときに子どもを預けられない、というだけでなく、家事の最中に子どもが泣くと、夫が「おっぱいー」と言いに来ます(ミルクを渡して済ますことができない)。
長女は、2歳での卒乳から半年経った現在でも、おっぱいの絵を見ると大喜びし、辛いことがあるとおっぱいを触りにくる、強烈なおっぱい好きです。この「おっぱい」への執着が離乳食の遅れの一因だったのではないかと今では思います。
ミルクを使うと人生が華やかに!?
この苦い経験を踏まえて、次女は最初からミルク併用で育てることにしました。新生児の授乳は1日に8回と言われていますが(15回ぐらいじゃなくて?涙)、そのうち2回をミルクに置き換えています。量は、ミルクの缶の通りの量を作り、ちょうど飲みきるか少し残すか、という感じです。食事時間(準備含む)を確保できるように、昼食前と夕食前に飲ませています。ミルクを使ってみると、
- 吸われる痛みと消耗から解放され、体力を温存できる
- いざというときも哺乳瓶でミルクを飲ませられるので安心
- 子どもを預けて離れられる
- 子どもが寝る
- 予定を立てられる
- 飲みっぷりが視覚化される
という利点がありました。
(1)〜(3)は、そのまま「作戦通り♪」という感じです。
(4)については、母乳のときは細切れに起きて飲み続ける子どもが、ミルクの後は比較的しっかりと眠ることが続いていて驚いています。
(5)については、ミルクだと一度にしっかりと量が飲めて、次の授乳まで3時間あくので、急な細切れな授乳に中断されることなく予定が立てられます。
(6)については、50ccとか、140ccとか、月齢に応じてグビグビと飲む様子を見て、安心するし、なんだか嬉しくなります(笑)。母乳もこんなに飲んでるんだなぁ、と少し感慨深いです。
母乳のみのときに、あんなに思いつめて、あんなに苦労していたのはなんだったのだろう。母乳のみから、ミルクの併用に切り替えたことで、私の育児ライフはぐんと明るく楽しく華やかなものになりました♪♪
ミルクをあげる準備
私が個人的な体験を紹介します♪
道具の用意
入院中からミルクを与える場合、哺乳瓶と粉ミルクは病院と同じものを用意すると、退院後にスムーズです。うちの場合は、哺乳瓶・粉ミルクともに「ビーンスターク」でした。
- 1日に2回以上授乳予定なら哺乳瓶は2本以上あるとよい。
- 1日に2回ミルクに置き換える場合、最初の1ヶ月で大きい缶(800g)をちょうど使い切るぐらい。
- 粉ミルクの使用期限は開封後1ヶ月。
- 乳首は消耗品。
調乳・片付け
我が家で現在採用している方法です♪
- 【事前準備】お湯を多めに沸騰させる。
- 保温のステンレス水筒にお湯を少し入れて、蓋をして、振る(仕上げ洗い&水筒を温める)。
- 水筒のお湯を捨てて、新しいお湯を満タンに入れる。
- 乾いた哺乳瓶2本に粉ミルクを計量し、入れる。乳首の弁を整え(付属の爪楊枝みたいなものを毎回刺すことになっています)、蓋をする。
- 【授乳のとき】粉ミルクの入った哺乳瓶に水筒のお湯を入れて、底を回すように振る(乳首からミルクが飛び出さないように注意)。
- ビンを回し振りながら、水道水でビンの外側から冷やす。
- 肘の内側に当てて、「ぬるい」と感じたらOK(お風呂みたいに温かくて気持ちい温度だと、熱くて飲めない場合がある)。
- 【片付け】ぬるま湯ですすいで、手があくまで放置する。
- 手があいたら、洗剤で洗う。
- 鍋にお湯を沸騰させ、煮沸し、乾かす。
授乳で役立ったもの、役立たなかったもの
姉妹に伝えるような気持ちで、個人的な感想を紹介します♪
哺乳瓶(150cc):不要
↑ 同じものを使用しています。母乳を飲むときの口周りの筋肉の運動を調べ、それに近づくように開発されています。他メーカーの哺乳瓶では、逆さにしただけでミルクが滴る場合がありますが、こちらはしっかりと吸わないと出てきません。なので、赤ちゃんが「母乳よりも楽に飲めるミルクを好む」ということを防いでくれるそうです。
- 調乳する量が120ccぐらいまでは重宝しましたが、140cc(生後1ヶ月)ぐらいからは扱いにくくなりました。
- 煮沸消毒をする場合は、小さい鍋にも入ったり、複数のビンを一度に入れられたりするので、小さいビンが便利です。
- 一回分の授乳を丸ごとミルクで置き換える場合は、生後2ヶ月から容量オーバーになるので、240ccのビンだけでもいいと思います。母乳に追加する形で少量与える場合は、煮沸するときなどにスペースを取らないこちらの小さいビンが扱いやすいかもしれません。
哺乳瓶(240cc):必要
↑ 同じものを使用しています(ガラス製)。
- 生後2ヶ月から160ccになるので、大きいビンが必要になります。
↑ 広口タイプも人気だそうです(プラスチック製)。
乳首:必要
↑ 早めに買うと安心です。
- 乳首は消耗品なので、いずれ買い足す必要があります。
- ビーンスタークの乳首は、月齢によって変わらず1種類です。
粉ミルク(800g):必要
↑ 同じものを使用しています。他メーカーでは、栄養素として母乳よりも何倍も甘い「糖」を使用している場合がありますが、こちらは、母乳と同程度の甘さの「糖」を使用しています。なので、赤ちゃんが「母乳よりも甘くて美味しいミルクを好む」ということを防いでくれるそうです。
- 退院後の1ヶ月、毎日2回の授乳でちょうど使い切るぐらいの量でした(使用期限は開封後1ヶ月)。
- たくさん使わない場合は300gの小さい缶もあります(ビーンスタークすこやかM1(小缶) 300g)。
ミルトン:不要
↑ うちでは、煮沸消毒をしているので買っていません。個人的には、周囲の雑菌よりも薬液の残留の方が有害なのでは?と不安を持っています。
ステンレス水筒(500 ml):オススメ
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↑ 同じものを使用しています。260gと非常に軽く、宣伝通り飲み口がとてもなめらかです。現在は、ミルクの調乳に使用していますが、数年後には幼稚園に持たせようと思っています。保温力も優れています。
「保温効力(6時間/1時間):74℃以上/88℃以上 ※保温効力とは、室温20度±2度において、製品に熱湯をせん下端まで満たし、縦置きにした状態で湯温が95度±1度のときからステンレスボトルは6時間および1時間放置した場合における湯の温度です。」(Amazonの購入ページより)
搾乳器:不要
↑ 購入して煮沸までしたけれど、一度も使いませんでした。組み立てがとても面倒に感じます。本当に搾乳を飲ませる場合は必要になります。おっぱいが張って痛いときは、「搾乳機で搾り取る」のではなく「指でほぐして垂れ流す」ので、使用しません(「搾乳するとその刺激でまた生産量が増えてしまうので、おっぱいが張って辛いときの搾乳はNG」と助産師に指導されました)。今後、投薬などで3日以上授乳ができなくなったときに、分泌を維持するための道具として、とりあえず捨てずに取っておくことにしました。
粉ミルクの小分け袋:不要
↑ 類似のものを持っています。粉ミルクは事前に計量しても直接ビンに取り分けているので、これまでのところ使用していません。帰省や旅行で、ビンの本数よりも授乳の回数の方が多くなる場合は、重宝しそうです。
授乳ブラ:必要
↑ 類似のクロスオープンのハーフトップタイプのものを使用しています。内側に母乳パッドを当てます。最初の1ヶ月は、母乳の分泌量が飲まれる量よりも多く、たくさん漏れ出して下着を濡らすことも多いので、多めに洗い替えを用意するのがオススメです。
母乳パッド(紙) :紙・布のどちらかは必要
↑ 複数のメーカーの使い捨て母乳パッドを試しましたが、ビニール?の部分がとても痒くて使えませんでした。タオルと布製母乳パッドを代わりに使うようにしました。
母乳パッド(布):紙・布のどちらかは必要
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↑ 類似のものを使用しています。使い捨て母乳パッドは痒くて使えませんでしたが、こちらは問題ありませんでした。洗濯の仕方に工夫が必要です(次回記事)。
授乳ケープ:オススメ
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↑ 類似のものを使用しています。ポンチョ型、前開き(ボタン)、袖を通せる、というものがオススメです。授乳中に子どもが引っ張ったり、風が吹いたり、カバンの紐で引っ張られたりということがあっても安心です。縦抱きの抱っこ紐の上からボタンを開けて着用しておき、ボタンだけ閉めると授乳ができました。
授乳クッション:人により不要
↑ 全く同じものを持っています。病院のものも含めて複数のクッションを試しましたが、私は授乳には活用できませんでした。長女のときは、ちょうどいい高さになるように自分の足の上に折りたたんだタオルをおき、赤ちゃんを抱く腕を乗せました。生後1ヶ月の次女にも、縦ひざを使ったりと姿勢で調整する方が楽なので、何も使用していません。使う人はかなり使うようですが、公共の授乳室にあまり授乳クッションが置かれていないことを考えると、無くて済むような気がします。
卒乳絵本:イチオシ
↑ イチオシです。卒乳の頃に「おっぱいおばけ」が来るそうです。作中の、小さい赤ちゃんはおっぱいを飲み、大きい子どもはごはんを食べる、という対比に長女が納得して卒乳してくれました。繰り返し出てくる「おっぱい、ばいばい」のフレーズの手前に「大きくなったら」をつけてあげると、こどもが受け止めやすくなります。
いかがだったでしょうか? 授乳は出産して初めて体験するので、長女のときは、いきなりわからないことだらけでとても苦労した記憶があります。
今回も、姉妹や友人に伝えるような気持ちで私の体験を紹介しました。大雑把なものですが、一つの例としてみなさんの参考になれば幸いです♪
次回は、授乳のQ&Aのような記事を書きたいと思います♪
さとみ