3歳の感染性胃腸炎の経過と対処(体験談)
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こんにちは!さとみです(^ ^)
3歳の長女はこの春から幼稚園に通っています。「通園初年度は面白いように病気をもらってくる」と聞いていたのですが、長女も早速、胃腸炎になりました。きょうは、長女の感染性胃腸炎の経過と対処についての体験を紹介します(^ ^)
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長女(3歳):火曜日に発症
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次女(0歳):木曜日に発症(嘔吐下痢なし)
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私・夫:翌週の水曜日に発症
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※ この記事は、個人的な体験をもとに書かれています。医師や薬剤師との会話で得られた情報にも、誤認やその他の誤りが含まれる可能性があります。
↑鼻水吸引器です。今回は鼻水の症状はありませんでした。0歳の次女が風邪を引いたときによく使っています(過去の記事)。
経過
1日目(早朝と夕方に嘔吐あり、下痢なし、平熱)
繰り返し嘔吐、自主的に眠り続ける
- 早朝4:00〜6:30頃:繰り返し嘔吐(5〜10回ほど)
- 7:00〜10:00頃:ひとしきり吐いた後、3時間ほど眠る
- 10:00頃:起きてすぐに、一口だけアクエリアスの水割りを飲ませて小児科へ連れて行く
- 11:00〜18:00頃:昼寝と布団でゴロゴロを繰り返す。数回に分けて、アクエリアスの水割り、少量のおかゆ、少量のりんごを与える
- 18:00頃:りんごを食べてすぐに嘔吐(1回)
- 入浴なし、19時頃入眠
様子
- 歩くのを辛がる
- ほとんど一日中眠っている
- 笑顔が可愛い
2日目(嘔吐なし、下痢なし、平熱)
様子は落ち着いているが、自主的に眠り続ける
- 早朝4時頃に水分補給(アクエリアスの水割り)
- 飲み物:アクエリアスの水割り
- 食べ物:少量のおかゆ(朝)、少量の食パン(昼〜夜)、少量の蒸したカブ(夜)
- 昼寝と布団でゴロゴロを繰り返す
- 入浴なし、18時頃入眠
様子
- 色々なものを食べたがる(が、あまり食べれないし、食べさせない)
- ほとんど一日中眠っている
- 遊びたがる、外へ出たがる(が、少しブロックをすると疲れて横になる)
- 笑顔が眩しい
3日目(嘔吐なし、下痢なし、平熱)
運動はしたがらないが、食べたがり遊びたがる
- 通常通りの起床
- 様子を見ながら慎重に食事を与える。
- 朝食:少量の白ご飯、少量の味噌汁のつゆ(慣らしごはん)
- 昼食:少量の白ご飯、きゅうりの漬物、味噌汁、バナナ1/3本(あっさりごはん)
- 夕食:白ごはん、もやしとツナのおひたし、きゅうりスティック、オムレツ、味噌汁(通常に近いごはん)
- 5分ほど散歩に出かける
- 昼寝と布団でゴロゴロとブロック遊びを繰り返す
- しっかり入浴、20時頃入眠
様子
- 色々なものを食べたがるので、少しずつ解禁
- 昼寝はせず、テレビを見るなど起きてぼーっと過ごす
- 外へ行きたがるが、5分以上は嫌がる
- 退屈し始めている
4日目
ほぼ完治?通常通りだが少しだるそう
- 食事は概ね通常通りだが、量は普段の4分の1程度
- 幼稚園への登園再開
様子
- 歩くのが普段よりも遅く、ぐずりやすい
- 生活は普段通りだが、本調子ではない
5日目〜
下痢気味
- 下痢気味(軟便)になったので、処方されていた整腸剤を飲み始める
- その他、前日と同様
小児科での指導
病気
- 感染性の胃腸炎
→特別な診断はありませんでした。幼稚園の年少クラスで流行しているようです。
処方薬
- ラックビー微粒N(整腸剤):白色、粉末。下痢対策。症状がある内だけ飲んでもよいし、症状がなくなっても飲み切ってもよい。飲食物に混ぜ込んでよい。副作用の心配は特にない。
- ナウゼリン坐剤(吐き気どめ):白色、座薬。嘔吐対策。嘔吐が大変な場合に使用する。投薬後、効果が出るまで1時間ほどかかる。投薬後30分は排便しない方が良い。弱い吐き気どめで、副作用の心配は特にない。
→ 吐き気はすぐにおさまったので、吐き気どめは使いませんでした。
→ 下痢をしなかったので、初めは整腸剤も飲ませなかったのですが、5日目に軟便になったため、朝夕と処方通りに全て飲ませました。
経過の予想
- 嘔吐半日、下痢数日、全6日ほどで治る
→嘔吐は14時間で終了、4日目から概ね普段通りの生活。
食事指導
- 嘔吐後は3時間絶食。水分も与えない(口の中を湿らせるだけなら可)。胃を休める
- 嘔吐がおさまったら、水分を徐々に摂取(スポーツ飲料や味噌汁や野菜スープなどで塩分も補給)
- 水分の摂取に成功したら、消化に良いものを少しずつ与える(おかゆ、うどん、りんご、バナナ、豆腐など)
- 無理に飲ませない、食べさせない→嘔吐がひどく、水分の摂取が難しい場合は病院で点滴をする
→水分は主にアクエリアスの水割りを使用しました。
登園についての指導
- 嘔吐と下痢がなくなれば、翌日から登園可
→嘔吐下痢の症状がなくても普段よりもしんどそうだったので、追加で丸2日休み、体調を整えました。本人に「元気に歩けそう?」「幼稚園で遊びたい?」と尋ね、体調を確認しました。
消毒についての指導
- 手袋とマスクを着用し、次亜塩素酸ナトリウム0.1%を用いて消毒
→口頭では指示されませんでしたが、渡された紙の一部に書かれていました。今回は既に、夫により完全アウトな方法で処理されていたので、その後も消毒はしませんでした。
嘔吐の対策
環境の準備
- シーツの中に汗取り用の「ベッドパッド」を敷いておく
- シーツの上に高密度の厚手のバスタオルを敷く(2辺を縫って袋状にしておくと、ずれにくく乾きやすい)
- 枕元に小さいバケツを2つおく
- ティッシュをおく
- 小物類をしまう
- 髪をくくる(座って吐くときに髪に付着せず、眠るときに邪魔にならない位置を選ぶ)
- 着替えを多めに確保する
→防水シーツも有効だと思います♪
心の準備
- 吐きそうになったらバケツに吐くように教える
- 吐きそうな音やそぶりを察知したらバケツをあててあげる
事後の処理
- バケツの内容物をトイレに捨てる
- 嘔吐処理専用に食器用スポンジを用意し、食器用洗剤でバケツを洗う
- タオルや衣類が汚れた場合は、すぐに45〜50度のお湯ですすいでおく(汚れを楽にしっかりと落とすため)
- 本人が汚れた場合は手短にシャワーを浴びさせる
- 除菌することが望ましい(我が家ではしませんでした)
乳幼児とバケツ
乳幼児の嘔吐に対してもバケツは有効です。
- 0歳児:大人がコントロールしてバケツをあててキャッチ。暴れる場合もあります。
- 1歳児:大人がコントロールしてバケツをあててキャッチ。説明すれば理解します。
- 2歳児:(未経験ですが、手伝ってあげれば上手にバケツを使えそうです)
- 3歳児:自力でバケツに嘔吐。例えば、目の前に用意してあったバケツに嘔吐。1メートル向こうから駆けつけて嘔吐。うたた寝中に怪しい音がして急いでバケツをあてがってあげて無事に嘔吐。という感じでした。意識がしっかりしていて、手の届くところにバケツがあれば、自力でスムーズに嘔吐できるようでした。座った状態が安定すると思います。うつぶせ寝のまま、浅いバケツに嘔吐したパターンもあります。
バケツに嘔吐させる際のポイントは、終わったように見えても勝手にバケツを取り上げないことです。「もう出ない?終わった?」と聞いてあげます。すると、「まだ」とか「ない」とか、個人差もありますが3歳頃からちゃんと答えてくれます。2つバケツを用意しておくと、片方を洗っている間にもう一度吐き気がきても安心です。
親のメンタル
妹の話を参考に書きました。ほとんどの方は読み飛ばしてください(._.)
「嘔吐恐怖症」という言葉があります。「子どものものだから」「子の親でしょう」。何と言われようが、嘔吐に関することが人一倍苦手な方は、
- 小児科で最初の判断では不要とされても、吐き気どめを処方してもらえないか相談する。理由は「睡眠の心配」「水分補給の心配」が無難であり、事実でもあります。(「飲まなくてもいいけど飲んでもいいよ」と言って、追加してもらえたりします)
- バケツを用意し、惨状を回避する(バケツの中身を捨てて洗うだけの方が、布団をいつまでも掃除するよりもマシです)
- 食事制限を厳し目に行う(そろそろ食べれるかな?と思っても、遅め、少なめ、軽めに開始する)
- 嘔吐の心配が残るうちは、色味のないものを中心に与える(処理する側の心的負担を軽減します)
以上です(._.)
おわり
いかがでしょうか? 今回はすぐに症状が治まったのでよかったです。一つの例として、参考になる部分があれば嬉しいです(^ ^)
さとみ