絵本ネタバレ:4歳からの童話特集
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こんにちは!さとみです(^ ^)
最近になって、娘たちにあまり童話の読み聞かせをしていなかったなぁ...と、気づく機会がありました。ちょうど、ぴったりな絵本を見つけてまとめて購入しました(^ ^)きょうは、童話の特集絵本を紹介します♪
きっかけ
幼稚園のお楽しみ会で、先生方が3匹のこぶたの劇をしてくださいました。あぁ、自分が子どもの頃によく読んだなぁ...と思うと同時に、「子どもたちには読ませていないなぁ」「見えにくいところや聞こえにくいところがあるけれど、初見でついてこれているかなぁ?」とちょっぴり娘が心配になりました。長女(年少)は、お話が理解できたのかはわかりませんが、風で勢い良く家が飛んでいくところで爆笑していたので、まぁ、いいかな(笑)
童話を読みたい理由
私が子どもの頃は本をよく読む方ではありませんでしたが、教訓を学べるイソップ物語、ストーリー性の高いアンデルセン、そして、一冊だけピカピカでカラフルだった桃太郎の絵本が大好きでした。私が思う童話のいいところは、
- たのしい
- 味わい深い
- 理解力が身につく
- 世界を知ることができる
- 教養になる
という点です。
たのしい
楽しいです。物語を読むのはとにかく楽しい。しっかりと骨組みがあったり、気づきがあったりする物語は、ことさらに楽しかったです。
味わい深い
純文学がそうであるのと同じように、童話にはかなり味わい深いものが多数あります。子どもの頃に読んだ「マッチ売りの少女」「星の銀貨」「幸福な王子」など、タイトルは忘れても、強く心に刻まれ大人になってからも忘れることはありませんでした。良し悪しや好き嫌いとは別の、奥深さや味わい深さが名作にはあると思っています。
理解力が身につく
「誰がどうしてどうなった」という話の軸を押さえていくことで、物語を理解する力が身につきます。「あれは誰が何をする話だっけ?」と水を向け、子どもに説明してもらうと、「こんなに理解していたか!」「そこが気になってしまうのか!」など、発見があり面白いです。そんな会話も織り交ぜつつ、子ども達は楽しそうに学んでいきます(^ ^)
世界を知ることができる
話の軸を押さえた上で、「それはなぜか」「ここが違えばどうなったのか」「他の方法は?」と、親子で一緒に考えを膨らませて行くと、「やさしさとは」「ただしさとは」「じぶんのきもちとあいてのきもち」など、この世界を理解して行くためのたくさんの鍵が手に入ります。
教養になる
教養とは、もちろん「知ってるぜー!」とひけらかすことではありません(^ ^)様々な場面で、「知っているから楽しめる」という機会が発生します。その機会を沢山持てることが、教養の価値の一つだと思います。
名作よんでよんでシリーズ
童話を楽しめる絵本
いくつかの童話集を見比べ、こちらの 名作よんでよんでのシリーズを選びました。このシリーズの特徴は、何と言っても絵が可愛いことです!!童話や昔話は、トイレットコースターの絵本 などと比べると、状況や言い回しがわかりにくく、とっつきにくい場合があると思います。そこへきて、絵が渋くて怖かったら...(^ ^;)ということを考え、とにかく絵が明るくて可愛いものを選ぼうと思いました!全体を通して可愛いものが本当に多いのですが、中にはちょっと渋くてきつめのも混じっています(特に日本昔ばなし)。
わかりやすい絵本
文字のフォントやレイアウトがわかりやすく整えられていて、読みやすい絵本です(^ ^)収録話数の多いイソップどうわでは、絵のコマがちょっぴり少なく感じたり、内容が端折られて書かれていることを感じる部分もあります。その点を読み手と聞き手のやり取りで補っていけるとより楽しめます(^ ^)物語の主旨が分かりづらい時があれば、保護者向けに読みやすくまとめられた巻末の「おはなしの解説」を読んでおくとスムーズです♪
お財布に優しい絵本
普通の絵本だとお話が1つで600円〜1200円ほどしますよね。当初は、こういう特集絵本の存在を知らず、1冊ずつ何冊買えるんだろうと頭を悩ませていました。ところが、そんな悩みを一撃で吹き飛ばすように、内容が充実して1冊1200円。相当お得だと思います。いきなり4冊購入しました(^ ^)
オススメの年齢は4〜100歳(+)
絵本には対象年齢3〜6歳と書かれていますが、ちょっと3歳ではまだ理解しにくいお話があるかもしれません。例えば、「なんで灰色で大きい鳥は醜いの?醜いって何?醜いといじめるの?(みにくいアヒルの子)」「カエルと結婚するのは嫌なの?(親指姫)」みたいになると、話が進みにくい。なんでも説明はできますが、あれもこれも説明される読み聞かせは楽しくないかな、ちょっと早いのかな?とも思います。説明の仕方次第でしょうが(^ ^)
下は前提となる状況が理解できる4歳頃から、上は「名前しか知らなかった童話」を平易にまとめて理解できる楽しさのため大人100歳以上まで、幅広い年齢層にオススメです(^ ^)
内容の一部ネタバレ
ここでは、各本の1〜4話目と最後のお話のネタバレを短く紹介します♪
イソップ童話(全25話)
とんちや引っ掛けのピリッと効いていて、ちょっと教訓めいたお話が印象的です♪
- うさぎとかめ:ウサギとカメの競走で、得意になって油断していたうさぎはカメに追い抜かされてしまいます。
- 北風と太陽:北風と太陽の力比べで、北風を強く吹かせても脱がせられなかった旅人のコートが、暑い太陽の日差しであっさりと脱がされます。
- ライオンとねずみ:命を助けられたネズミがライオンに恩を返すと言います。ライオンは無理だと笑いますが、ネズミはライオンの命を助けます。
- おしゃれなからす:王様になるために、カラスがオシャレに着飾ります。一度は目を引いたものの、みんなに丸裸にされてしまいます。
- カラスとキツネ:カラスから肉を奪うために狐がわるだくみをします。すっかりおだてられたカラスは大きく口を開け、肉を落としてしまいます。
(全25話)
アンデルセン童話(全15話)
苦労の先に幸せを垣間見るような、心に希望が灯るような、今ある幸せを大切にできるような、そんなドラマチックなお話が印象的です♪
- 親指姫:魔法使いにもらった種を育てると花が咲き、小さな女の子「親指姫」が出てきました。親指姫はさらわれ、旅をし、最後は幸せな結婚をしました。
- 醜いアヒルの子:最後に孵ったヒナは、他の兄弟とは姿が違い「醜い」と虐められました。冬を越すと美しい白鳥の姿になり、仲間に出会うことができました。
- 5粒のえんどう豆:豆鉄砲で飛ばされた5粒の豆の1つは窓の下に着きます。病床の女の子は豆の育つ姿に元気をもらい、花が咲く頃には歩けるようになりました。
- 白鳥の王子:継母の呪いで白鳥にされた11人の王子様である兄を助けるため、お姫様は刺草で11枚のシャツを編み、その様子を見た他国の王と結婚します。
- マッチ売りの少女:雪の日に、町の通りでマッチを売っていた少女が、死に際に4本のマッチを擦ります。あたたかな幻想の中で少女は死んでいきます。
(全15話)
日本の昔話(全20話)
約束を守ることや、欲深くしないこと、悪をこらしめることなど、人として正しくあろうとすることを教えてくれるお話が印象的です♪
- 桃太郎:桃から生まれた桃太郎は、鬼退治に出かけます。途中、きびだんごを与えて家来を増やし、見事に鬼を倒し、宝物をたくさん持って帰ってきました。
- 鶴の恩返し:おじいさんが鶴を助けた翌日に少女が現れ、家事や機織りを始めます。のぞくと機織りをしていたのは助けた鶴で、ないて山へと飛び立ちました。
- おむすびころりん:おむすびとともに穴に落ちたおじいさんは、ネズミの宴会に参加し、宝物をもらいます。欲張って真似をした人は出口がわからなくなります。
- 浦島太郎:浦島太郎は助けた亀に案内された竜宮城で夢のような時間を過ごします。村に帰ると300年経っており、玉手箱を開けるとおじいさんになりました。
- 雪女 :みのきちは吹雪の日に雪女に会い、口止めされます。その後、綺麗な旅の娘と結婚し、雪女の話をしてしまいます。妻は自分が雪女だと明かして消えます。
(全20話)
グリム童話(全15話)
どんでん返しのようなびっくりする展開のお話が印象的です♪
- 金色のガチョウ:笑わない姫に謁見しようと出掛けた少年は、道中、親切に助けた魔法使いに金色のガチョウをもらい、それを使って見事に姫を笑わせます。
- 狼と七匹の子ヤギ:留守番中の7匹の子ヤギを騙した狼は6匹を食べて昼寝します。帰った母は7匹目に事情を聞き、6匹の子ヤギを救出し、狼を溺死させます。
- 白雪姫:美しさを妬まれた白雪姫は、何度も継母に殺されそうになります。7人の小人に親切にされ、幸運に命をつなぎ、王子様と結婚します。
- 三人兄弟:父親は、仕事の腕を一番磨いた子に家の相続権を与えると言いました。みんな腕を磨き、三男が相続し、三人とも稼ぎながら仲良く暮らしました。
- 星の銀貨:親も家もなくした少女は、着ている服を脱いで困っている人に譲りました。少女のもとに無数の星の銀貨が降り注ぎ、それを使って幸せに暮らします。
(全15話)
コメント(2018年5月 追記)
長女(4歳)の眼科の通院で、長い待ち時間のある日に持って行きました♪ これまでお気に入りだった『おっぱいバイバイ(卒乳絵本、1歳)』『えらいねくうぴい(生活絵本、2歳)』『あさえとちいさいいもうと (姉妹の絵本、3歳)』とはストーリーが大きく異なり、子どもに殺意を持った大人、主人公を食べる狼、行き倒れそうなほど貧しい女の子などハードな登場人物が次々と出てきてかなり新鮮だったようです。「辛い?やめる?」と尋ねると、「もっと聞きたい」と先を促されました。
文章をそのまま読むのではなく、絵を指差しながら、要約する形で読みました。かなりよく内容を理解できたようで、帰宅後パパに説明をしていました(^ ^)
おわり
いかがでしょうか?他にも、シリーズの絵本がたくさんあるようで、今後買い足していきたいと思っています(^ ^)
みなさまの参考になりますように♪
さとみ