1歳9ヶ月〜2歳のイヤイヤ期が改善した話
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こんにちは!さとみです(^ ^)
次女が1歳9ヶ月頃からイヤイヤ期に入りました。きょうは、イヤイヤ期の対策について紹介します(^ ^)
長女にはなかったイヤイヤ期
実は、長女にはイヤイヤ期がありませんでした。2歳前頃に時々言葉遊びみたいに「イヤイヤ〜」と口ずさんで終了。口ずさんでいるうちに爆笑したりするレベルで、たぶんそれもわずか1〜2ヶ月間ほどだったと思います。長女は昔から真面目で神経質で怖がりでおっぱいへの執着が強く、食事や睡眠の面では苦労したのですが、イヤイヤ期はありませんでした。
次女のイヤイヤ期
一方の次女はというと、食事はともかく離乳はスムーズで度胸もあり、私からどんどん離れていくような感覚があります。その一面とも言えそうなのですが、とても自立心が強く、次女が納得していない状態でこちらが勝手に行動すると、激しい「イヤイヤ」のスイッチが入り、手をつけられない状態になります。例えば、「家に着いたから靴を脱がせた」「風呂から上がったので服を着せた」これだけでのけぞって泣き叫びます。
イヤイヤ期は自立心の表れ?
どうしようもなくなって、幼稚園の園長先生に相談しました。そのときのキーワードが「自立心」。次女は1歳9ヶ月にして早くも自立の道を歩み始めたというのです!いざ、自分の1歳の娘についてそう言われると、「ハッ」とさせられるものがありました。
イヤイヤ期を緩和した対策
「自分でやらせる」「自分で選ばせる」「初めてのことをさせる」「代わりを用意する」「無理矢理はしない」これら5つの観点で、なるべく多くの対策を考えました。
自分でやらせる
- ベビーカーに自分で登って座らせる(ベビーカーが倒れたり動いたりしないように支えます)
- 帰宅後に靴を自分で脱ぐ(癇癪を起こさないように慣れないうちは付き添って手を貸します)
- 入浴時にズボンを自分で脱ぐ(一人では脱げないけれど、あくまで本人にやらせて私は手伝うにとどめます)
- 入浴時に手をソープで自分で洗う(長女と横並びで一緒にやらせて見て覚えています)
- 入浴時に頭を自分でも洗う(私が洗いますが、希望時のみ耳の上あたりを自分でもやらせます)
- 「フォークをさして置く」「スプーンに乗せて渡す」「一口おにぎりをさらに並べる」など、食事の介助は一部にとどめ、続きは自分でさせる(どこかに自分でできるステップを残します)
- ズボンを自分で履かせる(足を入れるときに正しい方の穴に誘導します。前は自分で引っ張りあげるので後はタイミングを合わせて手伝います)
- シャツを自分で着させる(「手を入れる場所はここだよ、自分で入れてね」と声をかけて手を穴に少し入れてやります。ほぼ着せてやったも同然ですが、あくまで自分で袖を通させて、「できたね」と褒めます)
- 口周りを拭くときのティッシュを自分で抜く(「3枚抜いてね」と積極的にお願いすることで、それ以上を遊んで抜くことがなくなりました)
自分で選ばせる
- 靴下を10枚(5組)ほど用意し、左右それぞれを毎回選ばせる(選ぶ機会を極力増やしたいので、左右が揃っていなくてもいいことにしました)
- 入浴後に使うタオルを二択〜三択にして毎回選ばせる(まだやっていませんが、今思いつきました♪)
- 入浴後に着るシャツとズボンを二択〜三択にして毎回選ばせる(それなりの組み合わせになるような選択肢を用意します)
- 食事のスプーンを二択〜三択にして毎回選ばせる(色や模様が異なる中から嬉しそうに選びます)
↑使っています
初めてのことをさせる(背伸びをさせる)
- 玉ねぎの皮をむかせる(バナナみたいに先だけピヨんとめくってやります)
- スナップエンドウの筋をとらせる(端だけめくって引っ張りやすい状態にして渡します)
- エジソン箸を使わせる(一応指が届きます。ちょっとサポートしてやると意外と上手くつかみます)
- トイレに座らせる(大人の仲間入りということで、ゆるく始めました)
- ブレスレットを与える(大人の仲間入りなので、長女とお揃いの「お姉さんアイテム」を渡しました)
代わりを用意する
食事をぐちゃぐちゃにかき回す代わりに、
- 「まぜまぜケーキ」を一緒に作る(ホットケーキにきな粉、ミロ、ココアを添加して一緒に混ぜます)
- 砂場にバケツとコップを持参して自由にかき混ぜさせる(1〜5歳に大人気で、公園でやるとよそのお子さんも飛びついてきます。人見知りの次女も社会を体験できて私は嬉しいです)
↑容器は違いますが、こういう感じのをまとめ買いして使っています
食事に手を突っ込んで遊ぶ代わりに、
- 風呂場で6色のスライムで遊ばせる
- 白玉団子を一緒に作る
洗濯や皿洗いを阻止させる代わりに、
- 公園で砂水遊びのあとに皿洗い体験と洗濯体験をさせる(バケツの他にコップなど多めに使わせておいて、最後に洗わせます。「1つ5秒」のルールで洗わせていると、かなり手際が良くなりました。今後はドロドロのズボンで洗濯体験もさせます)
長女の箸を奪い取る代わりに、
- ちょっと早いけれど次女にもエジソン箸を使わせる(前述)
無理矢理はしない
次女が赤ちゃんだった頃は、ぐずっても力ずくでオムツを替えたり着替えさせたりすることが多々ありましたが、いざ完了すると抵抗はありませんでした。ところが、イヤイヤ期に入ってからは、こちらが力ずくで完了させてしまうと狂ったように泣きます。その様子を見ていて、私たち大人が力づくでされる場合と全く同じように、次女にとっては尊厳の侵されていて、とても屈辱的な状態なのではないかと気づきました。以後、「絶対に無理矢理はしない」という新ルールを夫と共有し、劇的に状況が改善しました。
以下の例は、「教育上よくない」と思われる方もおられるかもしれませんが、「イヤイヤ期の次女の尊厳を守って且つ生活もする」ために思い切って敢えて決めたものです。ここに至るまでに、事前に散々諭して、沢山の明るい声掛けもしていますが、それだけで上手くいったのが1歳当時の長女で、それだけでは上手くいかなかったのが1歳現在の次女です。
肌着をやめた
- 「絶対に肌着を着たくない」というので、肌着を着せるのはやめた(今では「え?肌着を着てないのー?(腹チラっ)」が持ちギャグになっている)
お風呂の誘導を改善した
- 「絶対に風呂に入りたくない」と言ううちは、家事に割り込んでも心の準備ができるまで待つ。今では「お風呂のお菓子」を習慣にし、「公園から帰るとお風呂場でお菓子を食べてお風呂に入る」をセットにすることでなめらかな誘導を実現。
オムツ替えの観点を変えた
- 「絶対にオムツを替えたくない」と言ううちは、オムツを替えるのをやめた。その分お尻が赤くなりやすいので、入浴後にお尻にプロペトや白色ワセリンを塗ることでフォロー。「これで漏れたらトイレトレーニングの誘導にちょうどよい」と発想を転換。
公園から帰りやすくした
- 公園で「絶対にまだ帰りたくない」と言ううちは、無理矢理連れて帰らない。次女がなるべく納得して帰れるように、十分な時間を確保できる時間に連れて行く。今日は何がしたいのかをあらかじめ聞き取り、時間内に済ませておく。「16時でお風呂の時間だから帰ろう」など、決まった条件と決まったフレーズで帰るように習慣化する。「お風呂のせんべい楽しみだね」と、既成の流れを活用する。どうしてもダメな時は、あくまで頭ごなしではなく対等な駆け引きを意識し、「ラムネを一粒食べたら帰ろう!」と誘って、ベビーカーにバッチリ座ってからラムネを渡す。
1歳児を大人のように扱う
公園でデートしていて、いきなり彼氏に「16時だよ!デートはおしまい!帰るよ!もうお風呂でしょう!いい加減にしなさい!」なんて言われたら、ブチ切れますよね(笑)時間は最初から分かっている方がいいし、おしまいの宣言は「今日も楽しかったね、ありがとう」がいいし、「帰ったら気持ちいいお風呂に入ろう」って言われたいし、「まだデートしたい〜」って甘えたら、たまには「じゃあ最後にアイス食べて帰ろっか」なんて誘われたい。夕食前なのでアイスは買ってやれませんが、それぐらい娘の心を気遣ったって、決して「甘やかしてダメにしている」なんてことは絶対にないと確信しています(^ ^)
対策後の次女の変化
対策前は、イヤイヤが頻繁に起こり、一度始まると喉を痛めるほどの絶叫を繰り返して収拾がつかなくなることも度々でした。次女にとってはまさに「尊厳が侵される」状況だったのだと思います。対策後は、機嫌良くものを選び、3度目までは穏やかに拒否を表現し(しつこくするとダメですよ ^ ^;)、誇らしげに自分で行動し、本当は嫌でも状況を見て譲ってくれたりもするようになりました。対策を始めて一週間でこれらの変化が見え始めました。イヤイヤ期に入ってからは明らかに信頼を失った感覚があったのですが、対策後は改めて信頼を表現してニコニコと腕に飛び込んでくれるようになりました(^ ^)
おわり
長女には全くなかったことからもわかるように、イヤイヤ期も個人差の大きいことですが、少しでもみなさまの育児の参考になれば幸いです(^ ^)
さとみ