聴覚過敏のママが購入した防音イヤーマフ
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こんにちは!さとみです(^ ^)
きょうは、聴覚過敏の私(成人女性)が防音イヤーマフを購入した体験談をお伝えします(^ ^)
↑防音イヤーマフを購入しました!
購入の経緯
私の聴覚過敏
私は、子どもの頃は聴覚の過敏さはありませんでしたが、産後、急激に生活音を苦しく感じるようになりました。
- ダウンの擦れる音
- 食器同士のぶつかる音
- 夫の部屋から音漏れしているテレビの音
- 除湿機の送風音
- 子どもたちの遊ぶ音
- 車に乗っているときの走行音
- ドラッグストアの無数の宣伝音声が混じる音
などです。挙げるとキリがありません。私は日常生活の中で音の辛さを感じていました。
購入の決意
私は、音が辛くなると息が苦しく、めまいがして、頭が爆発しそうになりました。周囲の人々には「うるさくないよ?」「耳栓をしたら?」「音量は下げたよ?」など言われますが、私はストレスで耳の皮膚が過敏になるため、耳栓は使用できません。そして、周りが「如何にうるさくないか」を私に言い聞かせるたびに、孤独と絶望をひっそりと深めていったのです。
そんなある日、街中で防音イヤーマフをしている女性を見かけました。そのまた近くで着用する男性も見かけました。さかのぼると、以前読んだ自閉症児の漫画『光とともに…~自閉症児を抱えて~』でも見ていました!!!
これまでに幾度となく「イヤーマフ、いいなぁ...」と思いながらも手が出ないでいましたが、
- 日常生活で音がしんどくてめまいがすることが頻繁になった
- イヤーマフの現物を着用している人を立て続けに見かけて試したい気持ちが増えた
- 家族に購入を賛成された
これらの後押しにより、悩むこと2年半にしてついに購入することになりました!!!
イヤーマフの価格帯を決める
私は「初めてのイヤーマフが粗悪品だったらこれからもイヤーマフに期待できなくなってしまうから、初めてだからこそ5000円〜1万円ぐらいの値段のしっかりした有名メーカーのものを試したい」と主張しました。しかし、家族に「そのメーカーはイヤーマフで有名なわけではないし、初めてだからこそ、重要視するべき部分を見極めるための試供品というぐらいのつもりで、まずは2000円ぐらいのを試したらどうかな」と勧められました。
確かに、「思ったよりも重くて首が痛い」とか、「耳のサイズが合わないから子ども用の方がいいかも」といった、使って初めてわかるポイントがありそうです。「合わないときに買い直してもいいなら安いのでいいや〜」と、私の心は決まりました。
イヤーマフを比較する着眼点
比較的安価なラインとはいえ、無駄買いはできることなら避けたいところ。私は一生懸命レビューを読みあさり、いくつかの着眼点を発見しました。
- 遮音性能:「34dB」など記載されています。この数字が大きい方が、遮音性能が高いと言えます。
- 周波数域:高周波数は高音、低周波数は低音です。イヤーマフによって、低い音の遮音に有効なものや、比較的高い音までカバーしているものなど様々です。
- 締め付け感:イヤーマフは構造上、両手をお椀型にして耳周辺をギュッと抑えられるるような状態になります。締め付けの強さや調節の有無も製品により異なります。
- 耐久性:イヤーマフは外で持ち歩くことも十分にあり得るので、カバンにそっと入れても大丈夫な強度を希望しました。
レビューを読む際にこれらの着眼点を意識して、
- 遮音性が高いと書かれているもの
- 高い音域に対する遮音効果がありそうなもの
- 締め付けに関するレビューの悪くないもの
- 耐久性に関するレビューの悪くないもの
- 3000円以下のもの
を探しました。
イヤーマフの購入
そうして、いくつか仕様やレビューを読み比べているうちに、いいなと思ったのがこちらです。
先ほどの5つの条件を満たしていたので、そのままAmazonで購入しました。ちなみに、結果的にとても気に入ったので、こちらの【改良2代】というものもスペアとして買い足しました(^ ^)
(なぜ改良2代の方を後で買ったかというと、検索で出辛くて一度目の購入の際には見つけられなかったからです^ ^;)
2つとも見た目も使用感もそっくりで、いまのところ差は感じていません(^ ^)笑
イヤーマフの着用感は?
静寂はお金で買えるのか
うきうきワクワク。早速手に取りました。これが私の人生初のイヤーマフ!!!胸が高鳴ります。一目見てなんとなく気に入りました(重要)。箱を見ると、斜めにつけてはいけないなど、イラストで説明があります。そして、着けてみると...?
そこにあったのはお金で買える幸せでした!!!
着用するシーンを選ぶ
すっかり気に入って、しばらく着けていました。でも、長い時間つけるにはちょっと窮屈です。私は、特に夜間の聴覚過敏がしんどかったので、
- 夕方以降に夫の部屋(音漏れしています)のそばで作業をする時
- 夕方以降に除湿機(送風音がします)のそばで作業をする時
- 20分以上車で移動する時(※ご自身が運転なさる場合はダメかもしれません)
- 音が辛くてめまいがして横になる時
など、シーンを選んで着用することにしました。非常に便利です。手で耳を押さえるよりも効果的に、楽に、リラックスして作業ができます。逃げ出したくなるような辛い場面が日常の中からうんと減りました。
2000円弱で買える静音の幸せ...お悩みの方には是非お勧めしたいです。
遮音効果の体感
ただし、やはり全ての音を遮音できるわけではありません。私の体験と体感では、
- 夫の部屋から音漏れしているテレビの音:全く聞こえない
- 除湿機の音:全く聞こえない
- 子どもたちの遊ぶ音:聞こえる
- 車に乗っているときの走行音:かなり小さくなって楽
- 人の声:小さくはなるが内容は聞き取れてしまう
と言った感じです。その他の状況はまだ確認していません。
締め付けの体感
締め付け感は確かにあります。ただ、私の場合は着用をためらうほどではないです。音のしんどい場面ではガンガン使います。「長く装着するしんどさ」vs「音のしんどさ」の兼ね合いで、先日は車で1時間弱の道のりを着用したまま過ごしました。普段は、先述の通りシーンを選んで、5分や10分程度の短時間の着用をする場合が多いです。
おわり
いかがでしょうか?
私にとってイヤーマフは、雨の日の傘です。傘をさせばちっとも濡れないということはありませんが、有るのと無いのとでは全く違う。傘なしで雨の下には出られません。それと同じで、「音がしんどいぞ」とわかる場面では、速やかにイヤーマフを装着するようになりました。ちなみに、私は耳栓ができないので試せませんが、イヤーマフと耳栓の両方を装着すると更に遮音効果が大きいそうです。
また、私は調べていませんが、子ども用の小さくて軽い製品もあるそうです。
パッと見た感じでは、先ほどご紹介したものよりも遮音の数値が小さく、大きさも小さく作られているようですね(^ ^)
私は今回、自分が楽になるための手段を一つ増やすことに成功しました。そして、みなさんの生活が苦しみの少ないものであることをお祈りしています(^ ^)
さとみ
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↓最近、私のリフレッシュタイムに活用しています(^ ^)