絵本ネタバレ:年越し・正月(2冊)
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こんにちは!さとみです(^ ^)
クリスマスが終わると、すぐにお正月ですね。
きょうは、年越し・お正月にぴったりの絵本をご紹介します♪
くまのこのとしこし
お正月を迎えるくまの一家が描かれます(^ ^)
↑ かなりオススメ。公式:読み聞かせ 3歳ごろから。1人読み 6歳ごろから。
●ネタバレ●●
「ことしが おわるの?おわったら どう なるの?」
くまのこは、「年越し」や「来年」のことがわかりません。お父さんとお母さんは「来年」が来るので、「来年」のためにたくさんの準備をすると言います。大掃除、年賀状、買い出し、松飾り、おせち料理。くまのこは、お父さんとお母さんの真似をして、「らいねん」のために自分も準備をしていきます。
くまのこは、
- 「らいねん」のためにおうちを綺麗にする、と知って、自分の布団のしわをのばし、散らばっていたおもちゃをしまいました。
- 「らいねん」が来るのはおめでたい、と知って、輪飾りを作り、画用紙に「おめでとう」と書きました。
- 「らいねん」のためにお買い物をする、と知って、だんだん「らいねん」がうらやましくなります。
- 「らいねん」が松飾りを目印にやってくる、と知って、目印によく気がつくように、まつぼっくりを家の色々な場所におきました。
- 「おしょうがつ」になったらみんなでご馳走を食べてお祝いする、と知って、お正月って来年のお誕生会みたいだ、と思います。
- 「らいねん」のためにお母さんがおせち料理を作るので、大切にしていたキャラメルをハンカチで包みました。
ついに大晦日。くまのこの家ではすっかり準備が整いました。年越しそばを食べて、新年が来るのを待ちます。「いよいよ らいねんが くるよ」と聞いて、どきどきしながら窓の外を眺めます。「まだ?」
「ごーん ごーん」鐘の音が聞こえて、ついに新しい年が来ました。くまのこは「らいねんが きたの......?」と窓から外をのぞきますが、いつも通りの景色で「らいねん」がどこに来たのか、よくわかりません。でも、鐘の音を聞いているうちに、不思議と静かな気持ちになりました。くまのこは「これが らいねん なんだなあ」と思ったのでした。
●感想●●●●
3歳の長女にぴったりの絵本だと思いました(^ ^)あまり教科書的に知識を押し付けられると、読むのがしんどいなぁと思うのですが、こちらの絵本は全く異なります。絵柄も中身もふんわりと柔らかくて、すっと内容が入って来ます。それでいて、年越しの準備がしっかりと描かれるので、長女もとても興味を持って読んでいます。くまのこが「らいねん」をお客様だと思って心を込めて準備をする様子がとても可愛いです。ちょっとずれて理解したまま、上手に準備が整っていくのが面白いです(^ ^)
おもちのきもち
鏡餅が脱走する話(^ ^)
↑ かなりオススメ。3歳ごろからかな?
●ネタバレ●●
「おもちだって、いろいろ なやみがあるんです。」
- たごさくさんちのおもちつきで、おもちが「ペッタン ペッタン、ペッタン ペッタン」と盛大に頭を叩かれている姿で始まります。
- おもちの兄弟はのし棒でペッタンコにのばされたり、プッチンと千切られたり散々です。あんこやきなこをつけられたり、ペロリと人間に食べられたり、大変です。
- 「わたくし」は、いまのところは鏡餅として大事にされていますが、いつ食べられるかと思うと恐ろしいので、逃げ出すことにしました。「それー ビロンビロンビローン。」
- 一生懸命走った鏡餅は、お腹が空いて自分を少し味見してみます。とても美味しいので、自分をあっちからこっちから「フンゴ フンゴ」食べて、ドーナツみたいにグルンとなったところで固まりました。
- 数日後、たごさくさん達は、えらくおかしなかっこうの鏡餅になったなぁと、不思議に思いながら眺めました。
●感想●●●●
めちゃくちゃ面白いです♡ 『ぼくのトイレ (鈴木 のりたけ)』以来、久しぶりに笑いました(^ ^)パパ、ママ、長女、みんなでニヤニヤ爆笑です。ストーリーも斬新ですが、言葉遣いや絵の雰囲気が最高です。読むとついついお餅が食べたくなる、冬の季節にぴったりの爆笑季節絵本です♪ 人気絵本の『だるまさんが』『おしくら・まんじゅう』と同じ著者です(^ ^)
いかがだったでしょうか?
よいおとしを(^ ^)
さとみ