絵本ネタバレ:兄弟姉妹もの その1(8冊)
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こんにちは!さとみです(^ ^)
“兄弟姉妹がテーマの絵本を教えて欲しい。下の子が生まれてから上の子が可愛く思えないときがある”
うちには、3歳前の女の子と0歳の女の子の姉妹がいます。なので、「お姉ちゃん」や「妹」の出てくる絵本を無作為に集めてみました♪
すると、いわゆる「下の子が生まれてから上の子が可愛くない問題」を解決するヒントも見つかりました♪
きょうは、兄弟や姉妹が描かれた絵本のネタバレと感想をメインに紹介します♪
1. ちょっとだけ
下の子が生まれたママへ。上の子を今すぐ抱っこしてあげたくなる絵本。
↑オススメ
●ネタバレ●●
ママはいつも赤ちゃんのお世話で忙しそう。なっちゃんはママと手をつなぐ代わりに「ちょっとだけ」ママのスカートをつかみました。自分でコップに牛乳を「ちょっとだけ」入れることができました。(中略)友達のお母さんに「あかちゃんって かわいいでしょう?」ときかれて、「ちょっとだけ」うなずきました。(中略)なっちゃんは眠たくなって言いました。「ママ、“ちょっとだけ”だっこして……」。ママは「“ちょっとだけ”じゃなくて いっぱい だっこしたいんですけど いいですか?」と優しく笑って聞きました。なっちゃんはママにいっぱい抱っこしてもらい、その間、赤ちゃんに「ちょっとだけ」我慢してもらいました。
●感想●●●●
いじらしいお姉ちゃん(> <)。下の子が生まれると上の子はほったらかし。「抱っこして!」「お茶飲みたい!」と一生懸命主張したり、「いもうと嫌い!」と拗ねてみたり、そして、なっちゃんのようにそっと静かに我慢をしていたり。「そうだ、こんなに淋しい思いをさせていたんだ」「こんなに頑張ってくれていたんだ」とハッとさせられます。
2. あさえとちいさいいもうと
優しいお姉ちゃんが自慢のママへ。3歳前のお姉ちゃんも一緒にドキドキ楽しめる絵本。
↑即買いました
●ネタバレ●●
あさえ(姉)が外で遊んでいると、妹が寝ているうちに、とお母さんは一人で銀行へ出かけます。でも、すぐに妹の泣き声が聞こえてきました。あさえ(姉)は「よし よし」「さあ おいで」と妹に靴を履かせ、家の前で一緒に遊びます。あさえ(姉)は妹をうんと喜ばせたかったので、夢中で地面に線路を描きました。そして、ふと顔を上げると妹がいません。あさえ(姉)は慌てて妹を探します。遠くから自転車のブレーキ音。曲がり角の向こうから小さな女の子の泣き声。あさえ は心配になって、必死で妹を探します。そして、ついに公園に妹をみつけ、抱きしめました。
●感想●●●●
お姉ちゃんの優しさや、妹がいなくなったときの緊迫感がどしどし伝わってきます。3歳前の長女が絵本に感情移入して「いま、長女ちゃん、悲しくなってるの」と伝えてきます。うちでは、登場人物の名前(あさえ、あやちゃん)を長女と次女の名前に置き換えて読んでいます。2回目以降も「次女ちゃんどこ!次女ちゃんどこ?」と、絵本の世界に入り込んで、繰り返し楽しんでいます。長女お気に入りの一冊になりました♡
3. いもうとのにゅういん
優しいお姉ちゃんが自慢のママへ。お姉ちゃんが留守番もお見舞いの準備も頑張ります。
●ネタバレ●●
あさえ(姉) が友達を連れて家に帰るとお気に入りの人形の姿がなく、また妹の仕業ね、と怒ります。でも、奥からお母さんに抱かれて出てきた妹はぐったり。お母さんは妹を病院へ連れて行きます。妹は入院することになり、一度帰宅したお母さんは荷物をまとめて再び病院へ向かいます。天気がどんどん悪くなり、友達も帰ってしまい、あさえ(姉)はたった一人で布団にもぐってお父さんの帰りを待ちます。やっとお父さんが帰ってきてホッとすると、妹へのお見舞いを何にしようか考えました。あさえは妹を元気付けたかったので、大切な人形を綺麗に包み、妹にプレゼントしました。
●感想●●●●
『あさえとちいさいいもうと』の数年後が描かれているようです。優しいお姉ちゃんは、ますますしっかり者になっています。お姉ちゃんの頑張りと成長が描かれています。
4. リサのいもうと
上の子の赤ちゃん返りに戸惑うママへ。上の子の気持ちを覗ける絵本。
- 作者: アングットマン,ゲオルグハレンスレーベン,Ann Gutman,Georg Hallensleben,石津ちひろ
- 出版社/メーカー: ブロンズ新社
- 発売日: 2001/11
- メディア: 大型本
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●ネタバレ●●
ママが妊娠してからは、カバンを自分で持ったり、バスに乗り遅れたり、公園で一緒に遊んでもらえなくなったり、リサはつまらないことばかり。赤ちゃんが生まれても「ずーっと しらんぷり」していようと思います。そして、ついに妹が生まれました。みんな妹に夢中ですが、リサはつまらなくて輪に入らずにいます。そんなとき、妹がリサに似ていると、誰かが言うのが聞こえてきました。リサは、みんなが帰った後で、こっそり妹を覗きに行きました。リサは、この赤ちゃんが可愛くて、お利口で、とても軽くて、いいにおいだと思いました。リサは妹のことがすっかり好きになって、みんなに自慢したくなりました。自分が妹の面倒を見れば、ママが楽になって、おねだりしていた服も作ってくれると思いつきました。
●感想●●●●
初めて妹を迎えるお姉ちゃんの淋しい気持ちがたっぷりです。これから第二子を迎えるママに読んでほしい絵本です♡
5. いもうとガイドブック
姉妹を育てるママへ。おませなお姉ちゃんが明るく頼もしい絵本。
- 作者: ポーラメトカーフ,スザンヌバートン,Paula Metcalf,Suzanne Barton,福本友美子
- 出版社/メーカー: 少年写真新聞社
- 発売日: 2015/05/21
- メディア: 大型本
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↑買いたい
●ネタバレ●●
「これは いもうとのことが よくわかる ガイドブックです」。
- あかちゃん
- あるきはじめ
- ちやほや
- おくりもの
- すきなこと
- くすぐりっこ
- おしゃれ
- でかけるとき
- おけしょう
- わけっこ
- つくる
- おかたづけ
- おやすみなさい
の13項目わけて、お姉ちゃんが「妹」について可愛い皮肉やユーモアを交えながらとっても楽しく説明してくれます。
「いもうとは、とても いそがしいです。なくし、たべるし、ねるし、おむつをよごすし、また なくし」。「いもうとは、スイッチや ボタンをおすのが だいすきです」。「おねえちゃんは、いもうとにも、つけたり けしたりするボタンがあればいいのに、とおもうことがあります」。
●感想●●●●
字が多いけど、絵も大きくて親しみやすいです。ママと4歳ごろからのお姉ちゃんが楽しめそうです♡
●パパのコメント●●
すっごくよかった!片付けをうまく妹にさせたり、妹の破壊を創作のように理解したり、一人で滑り台がしたいときは赤ちゃん用のブランコに妹を入れてしまったり。お姉ちゃんが妹と上手く付き合うためのノウハウが書いてあった(笑)。
6. わがままいもうと
兄妹を育てるママへ。優しいお兄ちゃんに癒される絵本。
●ネタバレ●●
「へんとうせんで ねているいもうと」のために、お兄ちゃんが何度もおやつを買いに行きます。 「アイスクリーム たべたい」→「バニラじゃなくてイチゴがいいの」→「(モナカアイスは)くちのなかにくっつくから いや」→「プリンがいいの」→「やっぱり バニラが たべたい」。妹にワガママをどんどん言われても、お兄ちゃんは妹がますます可愛くなって何度も買いに走ります。ちょっと不器用でとーっても優しい妹想いのお兄ちゃんに癒されます。
●感想●●●●
ママや、兄を持つ妹が読んでホッとする絵本かもしれません♡
●パパのコメント●●
にくめない妹。単に何度も買いに行くだけでなく、途中で色んな予想しない展開があって面白かった(笑)
7. ぼくのかわいくないいもうと
わんぱくな兄妹を育てるママへ。お兄ちゃん大好きな妹が「うるさい」絵本。
●ネタバレ●●
小学校2年生のお兄ちゃんには小学校1年生の妹がいます。妹はお兄ちゃんが大好きで、学校でも家でもお兄ちゃんにまとわりつきます。みんなの前でお兄ちゃんの自慢をしたり、お兄ちゃんに何度も「ぼくのかわいいいもうと」という絵本を読んでもらいたがります。お兄ちゃんはそんな妹のことを「おしゃべり」で「でしゃばり」で「さいあく」だと言います。でも、妹がおたふく風邪で何日も寝込むと、お兄ちゃんは静かな毎日に淋しくなります。お兄ちゃんは妹の枕元で「ぼくのかわいいいもうと」を読んであげました。
●感想●●●●
ちょっとくすぐったい、お兄ちゃん向けの絵本です。
8. ノンタンいもうといいな
兄妹を育てるママへ。ニコニコした妹がついてくる絵本。
●ネタバレ●●
ノンタンがお友達に妹を紹介すると「いもうと、いいな」「いっしょに あそぼ!」と言われます。でも、妹は遊びに夢中でお友達に積み木を投げつけてしまいます。ノンタンは妹に「ついてきちゃだめ!」と言って、お友達と外へ遊びに行きます。笑顔で追いかけてくる妹に「だめ!いっしょにあそんでやんない!」と言うノンタン。お友達は、妹も一緒に遊ぼう、と言ってくれます。でも、ノンタンは「あっちいけっ!」とすり寄ってくる妹を払いのけ、夢中で遊びます。気がつくと、妹はいなくなっていました。ノンタンとお友達は大慌てで妹を探します。やっと、お花畑ですやすや眠る妹を見つけました。ノンタンは「ごめんね、ごめんね!」と妹を抱きしめて謝ります。今度は、ノンタンは妹とお友達とみんなで遊び始めました。
●感想●●●●
まさに兄妹あるある、という感じで共感できます。最後にみんなで遊べてよかったです(^ ^)
いかがでしたか?
「下の子が生まれてから上の子が可愛くない」。ワガママを言ったり、下の子に意地悪したり、無理に甘えてきたりするから。
でも......絵本を読んで、お兄ちゃん・お姉ちゃんが経験する、新しい家族を迎えて戸惑う気持ち、辛い気持ち、淋しい気持ち、甘えたい気持ち、邪魔になるときの気持ち、下の子を大切に思う気持ち、そして、ママの知らないところでもいっぱい我慢している気持ち、色んな立場や気持ちに思いを巡らせました。
お母さんとの時間を下の子に取られるようになって、上の子が戸惑うのは当然のことでした。我慢してみたり、泣いてみたり、怒ってみたり、お世話してみたり、一緒に遊んでみたり、上の子もたくさん試行錯誤してくれています。そんな上の子と過ごす時間をもっと大切にしてあげたいと思いました(^ ^)
さとみ